2話 釣りって時に未知な魚が釣れる

今日は釣りに向かう為に移動中である。

見る風景は古くボロけた建造物ばかりだ。



草木は路頭に生えて、巨大なビル構造物はつるがある草が手を伸ばして見るからにしてグリンカーテン。



道路ぽさを残すアスファルトは亀裂や剥がれて地表が剥きだしになっていた。

一部の場所では地盤沈下が起きて、川となり水が流れてる…これは水道管と川の水が混ざっているがその割にはかなり透き通ってる。



歩道橋や駅は完全に錆びて崩れ落ちて朽ちていたりする。

まさに、人がいなくなり人々が住んでいない世界って感じなのである。


そんな世界に俺は道路の端っこを歩いている

真ん中歩くと、時折…陥没してう落ちてしまうからだ。



まぁ、怖いわけじゃないからな?

危ないんだよ、陥没してる穴とかあるから。


と、軽く息を吸えば、染み渡る新鮮な空気は生きてると実感するほど、澄んでいて美味しいのにな、現代に住んでいた自分はどんだけ空気まずかったんだろうなぁ…。


こんな錆びや朽ちた建造物

民家とかあるが…それを見てるとやはり発展があればどうにかなると思った。



発展させるとしたら人…子づくり…、パワードすぎるなぁ。

世界レベルが、関係してるぽいから、その「世界レベル」を引き上げればいいのか。



そう思ったが、残念な事に大事な部分それが無い…むしろ産む方だ。

やはり、虚しくなった心境のせいでやはり股を確認してみた。


…ツルンツルンしてるなぁ。


嬉しいような、嬉しくないような気持ちでいっぱいだ。


まぁ、実の所…鼻血でそうなった。

アレがそうゆう構造で…ふふっ…、おっと誰か来たようだ。


止まってる俺は再び歩き出した。


まぁ、あれだ…ロリの体を手にしたから結局は危ない匂いしかしない…だから、気にしないで普通に生きようと思った女の子としてな。

べ、別に…目覚めてるわけじゃないんだからな!? 勘違いすんなよ!



まぁ現状股無しこれはは夢じゃないのか…さようなら俺の人生ーーっとか転生前の俺だったら言ってそうだな。


今は受け止めるしかないだろう…こんな体だしな。


とかとか心で思いつつ歩くこの頃である。



でもこの体で得してるなら、体の軽さと柔軟性…結構優れてる。

以前の俺は体バキバキだからね、女の子って柔軟性高いよね…。



リュウカは街を歩きながら、周りを見渡して落ちてる枝を拾いあげてピュンピュン振る。



そういや、女神リリナと一緒にお風呂に入ったな…やっぱり貧乳だけど俺は満足で鼻血垂れたな。

おっと、やばいなこれ…変態発言だけどやっぱり…持つべき部分は、でかさでもなければ並盛でもない貧乳に価値あり。

非常に残念だけで反面よきよきだ。

普通の男子なら味わえない世界だからな…得したな女の子体だけの特権。



既に一時間弱は歩いているリュウカ。

まだ目的地まで少し距離があるのだ。



今日の目的地は海岸…少しばかり歩く事になるだろうな。



約一時間半歩き、ようやく大都市の南側にある海岸に到着する。

海風が弱く吹く中、リリナは釣りをしていた


「なんか釣れた?」

「んー…ダメ。さすが生物が生きてない世界! ナイス私!」

「なーにいってんだが…」


海岸は荒れ果ててなく、穏やかな波を打つ

倒壊したビルなどは海に沈んでいる。

ビルの一部が少しだけちょんっと海面から出てるのがあるのだ。


リュウカは少しだけある事が気になりリリナに尋ねた


「ところでさ」

「うん?」

「レベル1ってなんだ?」

「あー、世界レベルよ。この世界は滅んだから…なんもないからレベル1」

「レベル2は?」

「少し人数がいる感じだけど、まだなんもない」

「レベル3は?」

「ある程度人いて、少しだけ発展する。その辺で君を男に戻せるかもね」

「な、なんかいやらしい表現…」

「あら?いやらしくなんてないわよ幼女ちゃん」



そう答えてリリナは軽く笑いながら俺の頭を軽くポンポンと撫でた。


とあいえ、女子が頭を撫でる時よく否定するけど…なるほど気持ちがいいしなんか恥ずかしい気分になるんだな。



さて、俺も釣りをしよっか



釣り針、釣り糸、あれ竿がない…。

一応リリナに持たせたずなんだけど…

おかしいな、行く前まではあったのに



リュウカはリリナの方を、向いて手に持つ竿を見る。


リリナの手に持つ竿…前見た時より格段に新品。

それを見て俺は痛感してリリナにさりげなく聞いてみた


「リリナ…まさかだけど売却してないよね?」

「ギクッ」

「たしか前さ、食料買えないから…異界で通じてる取引で竿売ったて想定よりも値が高かったから…買ったんだろ?」

「ギクッギクッ」

「リーリーナー?」


もはや口から「ギクッ」言ってる

なるほど、予想的中だ

なら俺からの言う事はただ一つだ。


「リリナ」

「は、はい…」

「釣り餌の刑な」

「やだ」

「やだとか言っとけばどうにかなるのかねーー?」

「リュウカ!? 顔が怖いよーー !!」


リリナの否定を否定したリュウカ。



怒りたくもなるのも無理がない、大切な釣竿を売り飛ばされたからわけだから。

こうして、リリナの腰に紐を巻き付けて結んで蹴り飛ばした

ドパンッ!っと高い水柱と飛沫を上げた。



リリナは水中に潜る…浮上中だろう。

俺は退屈に空を眺める…綺麗な青空。

リリナは何やら水面をバシャバシャしてる

俺は地平線の彼方を眺めてる…海って広いな

数分後、崖下からリリナの声が飛んだ



「ちょっとぉぉぉーー!?」



なんだよ…?っと思いながら崖下を見た

リリナはただ水をバシャバシャと鳴らして暴れてた


「私をこれ以上水中に入れたら半分浮いてる魚になるわよーー!!」


そんな声に反応するかのように俺は崖下に向かって叫ぶ


「俺は忙しいんだ…地平線の彼方。あれってどこまで続いてるんだ?」

「そんな小学校の自由研究みたいなこと考えないで私を回収しなさい!」


俺は目を細めて否定的な声で短い文で言う



「えーやだ」

「なんですとぉっ!?」



俺は崖下を見ないようにした

ただ竿を手に持ち、反応を待つばかり。

それがなんだか楽しくなった。


手に持つ竿にあたり反応が…ピクッ、ピクッ…っと小さな反応をする

これはもしかすると、女神リリナは食べられたのかと思ったが…当たりが弱い

魚とは、ピクッピクッが強くないと…ヒットじゃなくて餌をくらってるところだ。



「ぎゃぁぁぁぁーー!!」



ほら、悲鳴をあげるくらいリリナは食べれそうなんだぜーー?ん…?



俺はなにか違和感を感じた

それは悲鳴からの食べれそうと言う言葉だ



それ、さっき組み合わさるようになってなかった…ねぇ?



竿がかなり引いている、これはかなりでかいやつだろう…よしっ!

咄嗟に引きあげたら…リリナは泣き目になりながら空高く飛んでいきその後から謎の巨大生物が凄い勢いでリリナを狙って飛んだ。

俺は終始死んだ目でその生物を見てました


そして遅れたように驚きのリアクションと声が出た



「な、な、な、なんじゃこれーー!?」



空高くからリリナは叫びながら言う。


「リュウカーー!! 私食べられちゃうんだけどーー!!ヘルプ!!」


釣り上げたわけだが…巨大生物はズンッ!っと鈍い音を鳴らして陸地に落ちる。ピチビチともせずに、リリナを飲み込む方を優先にしていた。


それを見ていた俺の対応は至ってシンプル


「あー…リリナ幸せにな」


リリナは目を点としてリュウカを眺める

そして俺は逃げ出したーー。


「あー!! 私を見捨てるなんて卑怯!! 最低!! 意気地無しーーってぎゃぁぁぁぁーー!! 本当に見捨ててないよね??ねぇーーリュウカ様ーー !!」


いや見捨てるよ、あんなデカブツどうやって戦うのさ?っと俺は思った

逃げる足は風のようにだーー。


「たずけでよーー!! 私、私…こんな所でしにだくないーー!! うぁぁぁんーー!!」


俺の足はふと止まる

仲間を見捨てる…とゆうか許せないけど。

まぁいい、俺は…リリナを連れて戻るか

リュウカ、後ろを振り向き逃げた道をもどる

ようやく戻ると、リリナの半分が巨大生物に吸い込まれてるように飲み込まれそうになってた。


「リュウカーー!!」

「おーい、女神…魔法とか使えないの?」

「あ」


微かに静寂になる、巨大生物すら動き止まってる…リリナの体半分飲んだ状態だ。

俺は再び後ろを振り向いた、きっとこれは反射的に逃げろと言ってるんだ…体が。

足が前に出る、これも逃げろと言うのか俺の足よ…あ、自分の生足綺麗だ。




とりあえず履いてる白いソックスに誓い逃げよう…俺よ。




まぁ、女神なのに魔法扱えなかったら色々おかしいぞっと走りながらだがそう思えた。

戻っても逃げる方が勝る、ただヒントをリリナにぶつけただけだしな。


リュウカは後ろを、チラッとリリナ見ながら走る。

そんなリュウカにリリナは、こう泣きながらも言い叫んだ。



「リュウカ、逃げないでよ!! 私を置いていくなーー!!」



バリバリと体から電気を放つリリナ

巨大生物に感電して黒い煙と共に口を開く。

リュウカが逃げ出して約五十メートル付近での出来事である。



リリナはゆっくりと立ち上がり、リュウカを追いかけ出すーー



「まてーー!!」

「なんで怒ってんの!?」

「元も子も、リュウカが私を餌にしたから悪いんだーー!!」



このリュウカの逃亡とリリナの追いかけは約二時間ほど続いた


いや…最初から魔法使えると思って餌にしたんだけど…。


そんなリュウカの言葉はリリナが聞くはずもないので心の中にしまい走り続けたのだった。

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