3話空からのプレゼントは女の子でした
この暮らしに慣れて、それなりに楽しんでる
まぁ、この暮らしに慣れたからいいけど。
そんな頃、俺は は古い民家で空を見上げていた。
この日は、あいにくの雨天
今日は雨漏りしてる民家でゆっくりしよう。
どうせ人が来なっ―――?
空模様を眺めてると…空が何やら光ってる
しかも何故…俺が眺めてる真上の空とか…
眩しんだけど、神々しいんだけど光が。
え? 俺に神でもプレゼント? いやいや、有り得ん、来てくれたら嬉しいけど。
俺はしばらく光る空を見上げてると、影が目に止まる。
影の形からして、これはもしや思考がフル回転、「おいおい…パンティー君臨か…?」とか内心思ってしまう。
まぁ俺の連想は、ある意味そのシーンが、印象強かったわけで、だ。ヒラヒラと舞い降りてくる、アレ一枚がもしやこれだと。
俺はそのまま見上げていたが、何やら影が広がりを見せたので、やはりパンティーではなかった。
違うのか、パンティーにしちゃ…布生地広い、な。
なんか、興ざめしちゃった…うん。
テンションがガク下がりだが、改めて見るとなんだろうか?っと俺は思いつつも、光る空を見上げながらボソッと
「空高くから天使からの落とし子…? いやそれは無い無い…ラ〇ュ〇ーのわけないし」っと言ってしまう。
その影は人影はであると分かり、段々と大きくなる、やはりなにかだろう。
その影はふわふわとゆっくり落ちてきてたのが、急に加速し始めた。
うぉっ!? やばい…このまま落ちたら影の子が死んじゃう!! アレ…なんか見た事あるぞこのシーン!!
それはこうゆう感覚である。ハズーとライツの初恋帝国のワンシーンの現象に近いのである。
ハズライトイヤーが帝国に攻めてきちゃったよ、そしてライツを奪いハズーを突き落としちゃったよ現象である。
その後は、ハズライトイヤーとライツは結婚しちゃったけど!?になる。
俺的には、普段はハチャメチャな脳内だが。
そこで始まるジャ〇アンの映画版、奇遇にも、そんなパロディがこんなパロディ如くに俺の思想が開花してるのだ。
冴えてる! 冴えてるんだ俺は!!
落とし子を走り抜いて受け止めたのはいいけどこの後はどーすればいいんだ現象である。
仕方がないから、歌う事にしたが…世界は滅んで行くよどこまでもよだった。
いかんいかん、思想があっちに傾いてた。
知ってるか? 目からウロコはコンタクトレンズだ…あれ? なんでこれが飛んできたんだ!?まぁいい!!
俺は自分が住んでいる扉を足で蹴飛ばして、扉が吹き飛んでゆくが、そんなことは知らん!!非常事態だから、気にしてられん!!
足場は濡れているが、アスファルトなので雨水を弾き…用水路に流れる落ちる。
まぁ、走っちゃえば水は跳ねるけどね!!
この旧大都市は、滅び朽ちた家屋やビルなどが沢山ある…用水路はまだ問題なく使える。
設備的にはまぁ…まだ問題は無いつまったら終わりだけどなって、そんなことを
その光位置に立ち止まり、受け止める体制を取る俺は、イマイチポーズが決まらない。
こうか? こうか? どうなんだ―――!!?
すると次第に、俺の体は何かのポーズになる、あぁ、最終的に学校でやってた、意味わかんないポーズが体で覚えてやがる…虚しいこれ。
生贄を人に捧げるように、両手を空に
一見これなんなの? っと、よく言わるはたもんだ。遠い、遠い過去の話だ。
そのまま、俺の腕に落ちた
重力感は半端なく感じたが、持ち堪える。
ぬぐぁぁぁぁぁぁ―――!!?
耐えろ、耐えるんだが足と腕よぉぉぉぉぉぉぉぉ―――!!っと、俺は内心叫びながら歯を食いしばらり、耐え
全身から力抜けた俺は、ゆっくりと後ろに尻もちついて一息。
「ふぅ…何とかなったが…誰だこの子?」
リュウカは顔をチラッと見る、可愛い顔をしている。黒い耳が左右にある…猫耳の象徴
でしっぽもあり、膝の上に寝転がる様な位置である、が。
見る限りは、俺と同じぐらいの年齢肌だな。
まぁ、同じぐらいの六歳か。
これはこれは天からのめぐみか
ありがとう、これで暫くは癒される
さて俺はこのまま壊れた、民家まで運びその子をベッドに寝かせた
そして翌朝
雨は完全にあがり、日差しが少し強い
やや曇り空で…蒸し暑い
昨日の雨で道路だった、場所の水位は上昇して濁り水が優しく流れていた。
川のせせらぎが、鳴り響くこの場所で
猫耳少女は目を開けて、周りを見渡した
起きたか猫耳少女と、言わんばかりに俺は猫耳少女の所まで行き口を開く
「おはよう、寝れた?」
「え?あ…はい」
「昨日、空高くから落ちてきたんだよ」
「え…?私、勉強で疲れて寝てたんですけど」
またか!? あの女神の被害者が現れたぞ!
しかも、今回は性転生が成功してるし…
ぐっ…なんで俺だけはこうなんだ…?
まぁいい…どんまいだ俺よ。
そうして自分を慰めるしかなかった
すると、猫耳少女は俺に尋ねる
「えーと…ここは?」
実際よく分からないからなぁ
ただ答えられるのはこれだけか。
俺はそのことに関してこう答える。
「滅んだ世界で、生物が生きてない世界…まぁ謎の巨大生物は居るけど。あれは魚って感じもしないんだよな…どちかって言うと、機械でできた魚…だな」
あの巨大魚…そうゆう感じに近かった
切った見た物のなんにもない鉄製の骨組みの、アンドロイドの皮を剥いだ気分だった。
猫耳少女は、キョトンした顔でベットから降りる。
「よっと…」
受け止めるのに必死だったせいで、全体を見れてなかった我よ、みよこの猫耳は。
耳がピクピク動いてる、あぁ、可愛い。
おっといかんいかん…
「ふむ…我がステータスに狂いはないな」
黒い目に肩ぐらいの長さをした黒い髪
フリルブラウスを着て、黒いフリルスカート
足はソックスと黒いブーツだ
黒いしっぽを左右に振ってる
猫耳少女は首を傾げて、ちょっと不思議そうな顔で俺を眺めながら尋ねる
「よく分からないけど、転生しましょうって言われたんですよ…それで私は何をすれば?」
「えーとちょっと待って」
「はーい」
俺は物陰に当たる柱に身を潜めてる、猫耳少女を柱からチラッと見る
あ、これも無茶苦茶な転生人だ
しかもさ、性転生は成功してるとか
羨ましいなぁ…うん
俺は顎に手を添えながら、目を細める
でもさ、どこから見てもかなり可愛い
ふざけんなこの世界!!許さん!!
ロリキャラ俺入れて二人目だけどな!!
破滅的に可愛すぎて、尊いんじゃん!!
幼女サイコー!!とかとか思想内ではわんさかわんさか騒いでる。
だが、忘れちゃいけない…俺は女の子だ。
世界的平和だと…アハハハ―――!!
心の笑いが反映されるように、俺の発した言葉はポロリと出てた。
「だ、大丈夫ですか…?」
「大丈夫、大丈夫…フハハハ―――!!」
頭のネジ飛んでるとかはないから大丈夫。
まぁ、可愛い感じの猫耳だろ? 種族にしたらケッシーだよなぁ。
異世界らしくていいよなぁ、俺はヒューマンだし、リリナも同じだもんなぁ。
ちょいちょい、羨ましいな、その点。
そう思っていたけど、それから数日後
とりあえず一緒に暮らしてみた。
家事業やらせてみたのだが…
この猫耳少女…なんも出来ない子だった。
木のテーブル拭けば真っ二つ
皿を持てば床に落とす
何もないのにコケる
「きゃっ」
「……」
「えいやっ…!!」
「レイナ…?」
「え?あ――っ!?」
それは1時間に一回はある現象、コケる、コケる、コケ手からの皿割り。
こんな破壊音聞いたのは、正直初めてだよ
「うわぁっ!? いたた…」
「……」
「なんで上手くいかないの!? きゃっ!!」
コケ方は時にハードである
今回は住んでる廃墟民家から古くて読めない本を持ち出して後ろから滑り…顔から本がズダダダッ! っと落とした。
これを俗にドジっ子っと言うレベルなんだろうか…? よく分からないけどな
その日の夕食時、猫耳少女食事しながら口を開く
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