5話話分散するとカットミスしやすい

それから二時間が経過した――。

とゆうか、話が持ち越しして隣にズレただけである。



リュウカはスク水姿て、身の桁よりも長いデッキブラシを手に持ち言う。



「店内めちゃくちゃ、掃除だ、掃除!」


リリナは強制睡眠モードに切り替わる。


強制睡眠モードとは―――

その名の通り、稼働時間が切れた瞬間…ゆっくりと床に膝から着いて、うつぶせして眠る――女神禁断の特性である。


いや違うそれ! なーにかっこよく言って、実際は「あ、やりたくない」って無気力スイッチが自動で切り替わるだけだからねそれ!!



とあいえ、リュウカはなにかリアクション取らないといけないと思った次第で―――。



「すやすや…」

「な、なん…だと…!?」

「…」


チッと軽く舌打ちしてリュウカはホースを、ズルズルと引きずりながら顔に向けてリュウカは手に持つ。



「レイナ、蛇口捻って」



その言葉どおりに、蛇口を捻ったレイナ

店内の奥に蛇口付き水道があり、引いてる水は、旧大都市から流れている場所からなのである。


最近わかったのは、山の水…湧き水も混ざってるのですごく冷たい事である。


狸寝入りしてるこのバカ女神―――。

俺が冷水チャレンジ如く、かけてやるから喜べ、リリナ! 目覚めろ! アホ女神!


プシャーっと勢いよくホースから、水が吹き出てリリナの顔に直撃する



「ぶはっ!? 溺れるぅぅぅーー!!」



リリナはそんな風には叫んで体を起こした

だが…水が打つ音しかしない。


「はっ!? 」

「お目覚めですかぁ――?」

「…今の聞いた?」

「うん、ちゃんと聞いた」

「―――っ!?」


溺れるっと口にしたリリカは恥ずかしくなり

ホースを、握り笑ってるリュウカを敵意の眼差しを向けた。



「あ、そうそう、胸透けそうだぞ」

「へ!?」

「スケスケなの〜」

「れ、レイナちゃんまで言わないでよっ!!」



今日に限って、リリナは白いTシャツ

ブラをしてないのがバレバレである。

慌てて、胸を両腕で隠してリリナは赤面になりながらリュウカに言う


「変態!! 私の胸を見る為に放水したのね!!だけど私の胸を見るには千年早いわ!!」

「残念な胸に残念なリリナ。悪い半分興味が無い。あと嘘眠りしてるから放水したわけな」

「ヒドッ――?! まな板の何が悪いのよ!!」

「悪くない、悪くないが―――リリナお前に魅力あるのはその美形の顔だけだ」



「それだけ!? ぐっ…女神だった時に全ての巨乳を殲滅させてストンまな板にすべきだったくっ!!」

「くっ! じゃねぇよ、さらっと殲滅とまな板って口にしてんじゃねぇよ!! 」

「未来にあるべきものは――貧乳教よ」

「意味わかんねぇよ! 貧乳教って胸がある人を宿敵にしてる感じじゃんか!!」

「当たり、ご褒美に巨乳もぎ取る権利を――」

「いらねぇよ!!」



そんな二人の会話の最中、レイナはゆっくりと歩いてきデッキブラシを引きずり、バケツをズルズルと引っ張りながらくる


「結果的には、リリナ着替えてから掃除な」

「うー…」


渋々受け入れてるリリナ

事務室に向かって歩いていく

レイナはリュウカにバケツを手渡して言う



「はい、私はこっちやるからリュウカちゃんはあっちやって」

「了解――。」



リュウカは一歩前に進んだら…ズルッ! っと足を滑らせた

今思い返したのは…ホースから流れる水を止めてなかったこと。

店内の床は水に濡れると異常に滑る

そして思わず握ったのは…レイナのしっぽだ


「あ…」

「ひゃんっ!?」


レイナは体をビクッとして、ちょっといやらしい声を上げたレイナ。


滑るように床に倒れたリュウカは、見上げた視界は――。


腕を伸ばしてガッツリレイナのしっぽを、掴むリュウカはスカートの中身まで、まる見えてそれを思わず口にしてしまう。


「白いフリルパンツ…」

「―――っ!?」


レイナの顔はボッ!っと顔に火をつけたようにみるみる赤面になる

そして泣き目になりながら、リュウカの顔を強く踏みつけられ目の前が真っ暗になった




―――――――――




次目を覚ますと、リリナ膝上だった

別名膝枕だが…リリナは寝ていた

壁に背もたれして、リュウカを見下ろす様に

それみてリュウカは思う



こうしてみると、普通に美少女

寝顔激写してもいいんだが…。



ゆっくりと体を起こすリュウカ

寝てるリリカの膝に布団を引っ張りかける



さてと、ここはリリナの事務室ぽいな



周りを見渡すが、真っ暗で何も見えない

事務室から差し込む光で、布団の位置を確認できたわけだ。

リュウカは、差し込む光の扉を開けた

だが、そこに写る光景は…あまりにも酷かった。



なぜなら…綺麗にならずに、悪化して汚くなった店内だった。



「な、なんだこれ…!?」

「リュウカ…」



レイナは鳴き声でリュウカの名を呼んだ

事務室の階段下で、体育座りして下を俯いてるレイナをリュウカは見つける



「私頑張ったけど…なんでか、ものが壊れて、なんでか、コケて棚に激突して…ごめんなさい…グズッ…」



うーん、凄いな普通そうはならないけど

泣いてるみたいだし、仕方がないか…


リュウカはレイナの頭を軽く撫でて言う



「レイナ頑張ったな…後は俺がやるよ」

「……すぅ」

「え?」



レイナは、リュウカの方に傾いた

よく見ると寝ていた…

さっきまで泣いていたせいか…瞼がうっすら赤くなっていた

泣き疲れて寝たらしい



「しょうがないな…」



リュウカはレイナを背負い女神マートから抜け出た




――――――――




翌朝、リリナは店内見て力抜けた顔をしていたその光景を見てこう叫んだ。


「な、なんじゃこりゃ―――!?」


レジカウンターまでリリナは歩いた


そこに置かれた一枚の紙ある―――。


置き手紙と言うだろう、リリナはその手紙を手にして読む。



「なになに…? リリナへ、女神マートはこれまで以上に汚くなりました。掃除を頑張ったレイナをほめてやって欲しい、あとリリナ膝枕サンキューな」



リリナは軽くクスっと笑った

だがその手紙の最後に追伸があった



「P.S…あ、P.Sってめっちゃ古いよね。死語を使って見たけどさ…あ、リリナのパンツとブラを一枚ずつ頂きました。って…え?」



リリナは事務所まで戻り

リリナの下着が入ってる、引き棚の前まで歩きゆっくりと手を伸ばして引いた。


まさかね、そのまさかね…きっとありえないわよね!!


お気に入りとしてる、水玉があるパンツ

お気に入りとしてる、黒いスポーツブラ

両方ダブルで1枚ずつないことに気づく


「わ、私の勝負下着がぁ―――!!」


リリナは、軽くため息を履いて

そしてリリナは顎に手を添えて呟く



「リュウカ…私に興味ある系…?」


凄い誤解をするリリナ

リリナは、女神マートのレジカウンター前まで戻り…人差し指を立てて軽く振る。

するとさっきまで汚かった、女神マートの店内が一瞬で綺麗になった。



「ふぅ…最初からこうすればよかった」



こうして、レジカウンターにある背もたれができる椅子に座りレジカウンターに前屈みになるリリナ。

両手に掴みリュウカが書いた、手紙を眺めながら「ふへへっ」っと笑みを浮かべて笑って居たという。



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