第16話 ションボリ。
時は数刻前に戻る
アリーシャが直人達の前から転移した後
リアリナもまた直人の魔法陣の準備の為、
丁寧な挨拶をした後に何処かへ消えて行った。
メル「さてと!
まずは、
挨拶してからって思ってたけど
想定してたより直人が凄いから
バタバタしちゃったよ
これからみんなは忙しくなっちゃっうから
とりあえず今日は大人しく
ホテルでも行って待機しててよ」
リアリナが消えたのを確認した後、
直人達に向き直り、これからの予定を話す
かなり適当な扱いをされてはいるのだが、先の直人的には無自覚にやらかしてしまった事を気にして落ち込んでいるので、メル言い回しはともかくとして、これ以上誰かの迷惑掛ける前に落ち着ける場所に移動出来るのは正直有難かった。
直人「あ、あぁ、そうだな
思ってたより大事になってるから
だんだん不安になってくる来たから
確認するけどさ
やる事って魔力操作だよな?」
ここまでの展開の速さにイマイチ着いて行ってない直人は改めて確認する
メル「そうだよ?後、魔法習得も
同時に学んで貰うけどね
ただ、
普通ならここまで大事にはならないけど
直人には普通のやり方では
無理だし、この国では魔法習得無しでは
ダンジョン攻略も難しい
だからこそ
明後日の魔力操作&魔法習得は
頑張らないとダメなんだけど!
それまでは大人しくしてないとね!
毎回可愛い子見つけては無意識に気当たり
しちゃったら大変だからね!」
両手を腰に当てて、頬を膨らませながら直人を叱る
直人「あ、いや、別にその、、
はい、ごめんなさい」
そんな事はしないと言おうととしたらメルの鋭い眼光に恐縮し、190㎝前後ある体を縮こませてションボリしながらメルに頭を下げる
リズ「メル様申し訳ございません
私が居ながら不甲斐ない結果を出して
しまいました」
リズもまた、直人の失態の数々に責任を感じメルに頭を下げる。
メル「リズは頑張ってるからいいの!
それにね、、
根本的な問題は明後日解消される筈だからさ
それが済んだら
この国のダンジョンを
ジャンジャン攻略して名誉挽回すれば
良いんだよ!」
直人「そ、そうだな!
その為にここに来た訳だしな!
じゃぁ、これからホテルだっけ?
案内頼めるか?」
メル「うん、そうだね
じゃ、早速行こう!」
そう言って、小走りに族長室に来た時に使った転移陣とは違う別の転移陣に乗ると直人達を手招きする
リズを伴い転移陣に乗ったの直人を確認後
メル「しゅっぱーつ!」
シュン
異世界から【ありがとう】が届くまで【2】〜ファーシンア国編〜 オルヴァン @hanzawa
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