第15話 初恋?
アリーシャ「ちょ!ちょっと!
待ってくれニア!
私がいつ!誰に!
こ、恋なんてしたんだ!?」
俯くニアの両方を激しく揺らしながら問う
ニア「あうあうあう
って!あーちゃん力強いから!!
待って!分かったから!
ガクガクするのやめて!」
アリーシャ「あ、す、すまない、、
でも、ニアが変な事言うからだぞ?」
パッとニアの両肩から手を離してバツが悪そうにしながらも胸の下で腕を組んでニアに抗議する
ニア「はぁ、全く、、腕が取れるかと
思ったわよ、、
それににしても、別に
何も変な事言って無いわよ
経緯はどうあれあーちゃんの魔力は今
ミカゼ様が混ざってるって事は
互いの余程の好意がなきゃなんない
じゃない?」
アリーシャ「え?いや、、
そう、、なのか?でも、
リアリナでも分からないって、、」
ニア「原因はね
でも、結果論だけどミカゼ様の
一方的な好意だけじゃ
そうはならないわよ
あーちゃんには今も自覚
無いのかも知らないけど
心と身体はミカゼ様の魔力を
受け入れたから
今の状況があると思うのよ」
アリーシャ「そ、そんな事は、、」
ニア「私を誰だと思ってるの?
あーちゃんのパートナーよ?
あーちゃんの事に関してはあーちゃん
以上にわかってるのは当然でしょ?」
アリーシャ「それは、、まぁ、、
そうだけど、、」
ニア「それに、、あ!そうか!
そうよ!もしかして!うん!」
言葉を続け様としたニアは何かを思いつき
先程とは打って変わって、
明るい表情となり、
1人で何かを納得していた。
アリーシャ「な、なんだ?
急にどうしたんだ?」
ニア「あ、うん、
ちょっと待ってね、、、、」
そう言って目を緑色に淡く光らせながら佇むニア
アリーシャ「あぁ、分かった、、
(珍しいな
こんなにちゃんと交信するのは)」
数分後。
ニア「お待たせ
終わったわ
それじゃぁ、突然だけど
予定変更ね!
明日はお休み返上してミカゼ様の
案内する事にしましょ!
メル様とリアリナ様には事情説明
したから大丈夫!」
アリーシャ「え?なんでそうなるんだ?」
ニア「私がミカゼ様と
作戦前にお会いして
確認したい事が
出来たってのもあるんだけど
あーちゃんもさっき確認したけど
ミカゼ様にちゃんと挨拶してなかった
らしいじゃない?」
アリーシャ「え?、あ、そういえば、、」
直人達との出会いを思い出し、顔を青くする
アリーシャ
アリーシャ「ど、どうしよう、、
考えてみれば凄い失礼な事を
したような、、」
ニア「安心して、
誰も気にしてないみたいだから
むしろあーちゃんを心配してる位だけど
それはそれとして
作戦前にちゃんと挨拶し直さないとね」
アリーシャ「あぁ、そうだな!
今度はしっかり挨拶するぞ!」
誰も気にしてないとの言葉に安堵するが、続くニアの言葉に気を引き締める
ニア「そんなに張り切らなくてもいいけど、、
まぁ、いいわ
明日はギルド本部に
来られるみたいだから
その時に、挨拶と案内しましょう
それで良いかしら?」
アリーシャ「うむ、それは問題ないんだが
さっきニアは何か思い付いた
感じだったが、
アレはなんだったんだ?」
ニア「う〜ん、、まだ確証得てないから
迂闊な事言えないのだけれど、、
もしかしたら、、、」
アリーシャ「もしかしたら?」
ニア「あーちゃんの【恋心】が
誰も死なずに済ませる
かも知れないのよ」
アリーシャ「ちょっと
何言ってるのか
分からないぞ」
真面目な顔で可笑しな事を言うニアに真顔で言うアリーシャ。
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