概要
歯医者のきらいな少年の日常と、思いもよらぬ出来事を体験し目標を持つ…
通学前、小学六年の久保田弘人は母から歯医者に行くよう念を押される。しばらく治療をさぼっていたからだ。通学時に親友が宿題の確認をすると急いで向かう。二時間目に間に合うよう、横の女子に頼み写す。結局出来ず、罰の正座で授業を受ける。そして自ら宿題を放課後にやると担任に伝えた。担任は会議で教室にいない。一人でやり終えて帰るとき、見知らぬ人が教室に入る。学校にこの先生の在籍を駆け巡った。それは新たな用務員とわかり、弘人はあいさつをして帰ると母が玄関にいた。また歯医者のさぼりで説教になる。ちょうどキャンセルが出て、母が翌日に歯医者の予約を入れた。通わなければ、夕飯で大好きなカレーがないと宣言された。その日の夕食時、母から歯の大事さ、治療の過程を聞き、注射がないことで通う。完治でスペシャルカレーのご褒美も
おすすめレビュー
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- ★★ Very Good!!歯医者を巡って、「痛み」を伝える物語。
主人公は小学生の男児だ。主人公は歯医者が嫌いで、いつも逃げ出していた。そんな主人公に、母親は今日こそ歯医者に行くように迫る。釘を刺された主人公だったが、宿題の白地図をすっかり忘れていたことに気付く。
担任の先生から居残りで白地図の宿題をするように言われ、主人公は夕方までに何とか宿題を終わらせる。しかしそこで、見たこともない男性に遭遇する。男性は新しく入った用務員だった。用務員のことを気にしながらも帰宅した主人公は、母親から歯医者に行かなかったことを叱責される。
カレーという大好物につられる形で、歯医者に行き、主人公は歯ぐきの注射がなかったことに安堵し、帰宅する。すると父親が怪我をしてい…続きを読む