溶けない ゆきの ひとひら

雪ふり積もる国の親子らが飢えないように幼子を奉公に出した先で
幼な子・ゆきに、ふりつもる日々
そのひとひらが描き起こし残す未来

天からそそぐ雪の一粒が目にやわらかに
沁みるように
清らかな涙がうかびます。

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