冬のそよ風のようにしんみりと
- ★★★ Excellent!!!
時は江戸。
一風変わった反物の「ゆきの反物」を売る店にある一人の商人が尋ねると、そこから一人の老人が現れて反物にまつわる話を語っていく…という内容。
人名の「ゆき」と「雪」を掛けたシンプルなダブルニーミングが反物のルーツに関わっているのだが、そのネタの魅せ方がとても秀逸であった。
最後は救いこそあるが、切なさ・さびしさもほんのりと残る終わり方だった。
真冬に読むと没入感があるのでオススメ。
時は江戸。
一風変わった反物の「ゆきの反物」を売る店にある一人の商人が尋ねると、そこから一人の老人が現れて反物にまつわる話を語っていく…という内容。
人名の「ゆき」と「雪」を掛けたシンプルなダブルニーミングが反物のルーツに関わっているのだが、そのネタの魅せ方がとても秀逸であった。
最後は救いこそあるが、切なさ・さびしさもほんのりと残る終わり方だった。
真冬に読むと没入感があるのでオススメ。