人を想う気持ちの尊さを教えてくれます

このお話は入院している女の子の物語です。
彼女は階段から落ちて怪我をして入院して、けど一年間の間、眠り続けていたということで、いろいろと記憶がない状態でお話がスタートします。

ただその中で主人公の美桜は、いくつかただ記憶を無くしていたにしてはおかしな状況に気がついていきます。

それが何だろう、何が隠されているんだろう、という気持ちにさせてくれて、主人公と同じ目線で物語をみていられて、続きを読みたいなという気持ちにさせてくれます。

その中で出会った少女、同じく入院していた真璃なのですが。
彼女は出会ったばかりにしては、とても距離を近く詰めてきます。

美桜もそんな彼女に違和感を覚えるのですが、またそれも一つの秘密が隠されています。

そんなミステリー的な要素と、恋愛要素が重なって、どきどきしながら見ていける物語です。

そしてその中で、誰かを想う気持ちは本当に尊いものだなぁと感じさせてくれました。私は何よりその点が一番素敵な部分だと思いました。

ぜひ一度読んでいただきたい物語です。

その他のおすすめレビュー

香澄 翔さんの他のおすすめレビュー100