磨かれた文章はそれだけで綺麗だ

丁寧に、丁寧に、何度も推敲が行われた文章はそれだけで綺麗だと思う。

まるで細かいところまでしっかりと書き込まれた。現代美術のような漫画を見ていると思うほど、アクリル板さんの文章は、何度も、何度も磨かれています。

作品全体の雰囲気としては、少し暗くて不思議な世界観で、僕は読んでいて1980年後半の角川スニーカー文庫や富士見ファンタジア文庫の作品を思い出しました。

うーん、すごい。

キャラクター達も人柄をエピソードで見せているので、深みがあって感情移入しやすい。

しっかりとした地に足のついた小説を読みたい方におすすめです。

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