第2話
肉料理と旨い
「人心地付きました。改めてお礼申し上げます。私、フィルと申します。あなたのお名前を未だ伺っておりませんのでお聞かせ頂きたい」
「
促されて話し始めるとフィルの言葉は止まらなかった。ずッと胸の内にふさがっていた流しのぬめりみたいな心の
ことの発端は士官学校でのまったく下らぬ言葉の上での
二杯目のミルクを一気に飲み干し、さぱっとした顔つきでフィルは一息つく。
「このような次第でしたので、お堀端では特に思案もなく呆としておりました。でも、ガンドウさんにお話を聞いていただいて思案もまとまりました」
コップと肉を脇に置くと
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます