世の中には都合のいい能力ばかりとは限らない

僕は火を使える。
私は水を操れる。

そんな華々しい世界だけで、世界は構成されていない。
実生活もかっこいいスターのような矢面で見栄えの良い能力で活躍する人もいれば、それらを支えるような屋台骨のような能力だってある。
皆持つ能力にはもちろん性差かつ千差万別あって間違いない。

生活しているうえで一つの能力だけでは生活できない。
仕事をしながら身についてしまったこと、息をするようにできるようになったこと。

そして。
どうしてできるかはわからないけど使い道に困ること。

自分の能力に自分で嫌気がさすというのはすごく等身大の悩みで。
そしてそれを評価する他人の存在にひどくむずがゆくなって。
そんな空気感、そんな生活の一部、そんな世界を切り取った作品です。



貴方もきっと何かの能力者だと。
読み終わった後考えてみるといいかもしれません。


あ、そうそう。
私は逆さから文字が読めます。
ファミレスで対面に座った同席者に重宝される能力者です。

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