『幽玄』

あの時出会った少女から目を離せない、なんて。
いろんなパターンが有るかも知れないけれども。

誰も知らない『彼女』を知る優越感が、いつしか変わっていく。

何処かふざけてて、何処か軽薄で、的を得たような、得てないような言葉で翻弄する言動は、どこか魔法使いならぬ『言葉使い』の一旦を見ているようでした。
彼女に翻弄されながらも、彼女ほど上手に言葉を使えないからと。
不器用ながらも返す言葉を出した主人公の一言は、きっと皆の心に刺さるでしょう。

振り切った能力を持つ事にちょっと嫉妬。
呆れているかも知れないけれど、応援してくれる親の姿とか。
私も欲しかったなぁ、なんて。

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