まず最初に感謝を。
こんなところでなんですが、これは以前同じテーマで書こうということから「戻ってきた」をテーマに私と浅利さんでそれぞれ書いた話です。これは浅利さんのテーマ解釈ということになります。
世界を救い「本を閉じた」彼女は、長く求めた現実に帰ってきます。1人のありふれた少女が、精一杯勇敢に戦った最後、1人の女の子に戻るその瞬間は、語られることは本来ない「人間臭さ」を有していて、とても共感してしまうものでした。
等身大の物語。
背表紙を閉じてぽふんとハードカバーが音を立てるまで。
物語の本当の終わりを見届けてください。