世界の形をよく見て、心の動きをきちんと感じて、それを走らず丁寧に描いていると感じました。大切なことや小さな変化に気づいたり、思考する事ができるのは、歩くようなはやさの中にあるのだと、あらためて気づく物語です。時代の流れに飲み込まれて優しさも見失いがちになる中で、息をつく作品でした。
凄い。語彙力がなくて申し訳ありませんが、ただただ凄いと読み終えた後にそう思いました。1話2話と読んでいくうちに徐々に作者様の物語の海に深く深く潜り込んでいくような感覚に溺れて、最後に潜り切ってから、ゆっくりと浮上してくる。そんな読後感に包まれています。とても心地よい終わり方でした。とても好きな作風です。とても良かったです
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