概要
経済不況によって小規模な傭兵部隊が流行した近未来の話
元傭兵のアサマは怜子のストーカーである。
怜子にぶつかって謝らなかったすべての人物を粛正することに人生を捧げている。
そんなアサマに捨てられた元ロリの十七歳少女、葉月は貧しいながらも傭兵業を続けている。
そんな葉月に仲間を殺された傭兵のシンジは葉月を恨んでいる。
三人がそれぞれの観点で戦う話。
怜子にぶつかって謝らなかったすべての人物を粛正することに人生を捧げている。
そんなアサマに捨てられた元ロリの十七歳少女、葉月は貧しいながらも傭兵業を続けている。
そんな葉月に仲間を殺された傭兵のシンジは葉月を恨んでいる。
三人がそれぞれの観点で戦う話。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!散りばめられた登場人物が、パズルのピースのように収まっていく
淡々としてシニカルさも感じさせる独特の語り口で展開する物語。
バラバラとばらまかれるように現れる、細い線でしかつながらない登場人物たちが、パズルのピースのように次第に収まるべきところに配置され、一本の物語を織り上げます。
タイトルに冠された傭兵という語から「血みどろの戦闘が繰り返される殺伐とした戦場」などを思い浮かべたなら、全く裏切られるでしょう。
死人は出るには出ますが、人物の行動がパズル-今度はスライド式のパズル-のように一手一手連鎖し、状況を組み上げて結論まで導いていきます。
まるで物語の形をしたパズルと言ったところでしょうか。