終末翅奏少女リリウス☆セレナーデ【完結済】

作者 鉄機 装撃郎

98

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★★★ Excellent!!!

本作を読んでまず思うことは圧倒的な描写の濃さである。
600メートルのロボットによる大迫力の戦闘シーンに後半に明かされる箱庭的な設定の世界観。そしてこれらに見劣りする事のない、互いを想い合う乙女達の恋物語が描かれていきます。
幾度となく行われる死闘の果てに辿り着く結末に未読の方は是非ご覧下さい。

★★★ Excellent!!!

 最初に言ってしまうと、私は百合作品を好んで読む方ではない。そんなシーンに出くわしたら、せいぜい「あら^~」と、お付き合いする程度である。

 そんな私が——

「てっき、よろしくてよ」

 ——とばかりに、読了後にレビューを書いている。

 ロボ好きとしては、その圧倒的スケール感に大満足。
 これを百合からの忌避から未読のまま終えるのは、セカイ、この宇宙を凍てついた氷で閉ざすことにも等しかろう。

 小さく固い蕾は、ハナ開き、アヤしくもカを放つものである。そこに引き寄せられ、また引き裂かれる運命も、燐光のように儚く、数奇なものである。

 その想いは、過ちなのか——?
 狂ったシーケンス、間違ったプロセス、生命としてのバグ。
 たとえ、そうだとしても、灯されたアカリ、ヒカリの指し示す先へ、熱さに焦がれる指先を震えながら伸ばすのだろう。

 ああ、蝶よ、花よ、そのどちらも美しい。花びらを散らしながら咲き誇り、千切れた羽で飛んでいく。
 孵化せよ、その想い。
 二人融け合う繭の中。
 許されるセカイに辿り着き、少女は、そこで羽化をする。

★★★ Excellent!!!

恋する乙女は色々と無敵。
あらゆる運命を撥ね退ける、百合ロボ神話。
百合好き、シリアス好き、セカイ系好きの方々!オススメです!
ちょっと百合は……と思ってる貴殿!大丈夫、同じ思いした人間もちゃんと最後まで読めました!

超弩級ロボが暴れ回り、宇宙の謎に迫る時、読者はリリウスの真実に触れます。
そして、その真実が伝える残酷な運命。そして、更に先。

激熱ロボ作品を手がける鉄機先生の最新ロボ神話は、読了後、深い感慨を与える乙女の恋の物語です。(間違ってはいない)

★★★ Excellent!!!

桁外れの巨大ロボットが齎す桁外れのロボバトル。
読めば読むほど広がり深まり先が気になるSF力の籠った世界設定。
そして、ロボとSFに全く引けを取らぬどころか堂々とそれを従える、セカイ系百合かくあるべしというべき堂々たるガールズラブ!
このジャンルが好きであれば、最後まで読んでよかったと胸を張って言える作品です!

★★★ Excellent!!!

第壱楽章読了時点でのレビューをお許しください。

この作者様の作品をどれか一作でも読んだことがある方なら、どんなテイストで書かれていらっしゃるかピンとくることでしょう。

『重い』のです。それは物理的な重量でもあるし、雰囲気や空気感でもあるし、登場人物の生い立ちや過去、発した言葉でもあります。
勝手ながら『鉄機節』と名付けたそれらは、肌をひりつかせ、精神を摩耗させ、呼吸を浅くさせ、どろりとした汗をかかせます。言うなれば文字、文章、作品そのものを用いた『暴力』とも表現できるかもしれません。

ただ、辛くとも、読んでしまう。
怒涛のように押し寄せる絶望の数々に打ちひしがられながらも、その先に救いがあるはずだと信じ、藻掻くように読んでしまうのです。
これは、この作者様だからこそなせるひとつの牽引力に他なりません。これは身に付けようとして身に付けられる類のものではないと思います。



前置きが長くなりましたが、本作のお話をしましょう。
本作者様の描く物語は(例外こそあれ)オッサンが渋くてかっこいいのです。
だがしかし。この作品はどうでしょう。

主人公はふたりの女の子、百合の香りを仄かに漂わせるふたりの女の子が主人公なのです。
最初は「ん?」と思いました。氏の今までの作品のテイストと女の子がどうにも結び付かない。読み始めるまで一体どんな化学反応を生み出すのかと期待が高まります。

中身はもっとすごかった。
今までの文章が質量を持って殴り掛かってくるような感覚、物理法則に基づいた緻密な情景はそのままに、ちゃんと女の子たちが生きているのです。地の文とふたりの会話、その雰囲気の乖離さがまた不思議と作品の牽引力となって活きる。

特筆すべきは戦闘シーンでしょう。今までの同作者様の別作品における戦闘シーンの迫力はそのままに、いやそれ以上に表現され、それに搭乗せざるを得ないふたりの少女の楽… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

 「墜奏のエルンダーグ」でKRF大賞に輝いた鉄機さんの次回作は、まさかの百合×ロボット! 

 学生寮のルームメイト同士、アヤカとハナはいつも一緒。同じ部屋で寝起きし、一緒に登下校。もちろん学校も一緒。リリウスに乗り込み、戦う時も一緒。ふたりのやり取りは何気に微笑ましいです。

 その可愛い世界に、超巨大遺跡謎だらけロボ、リリウスが……!
 
 世界を凍てつかせ滅亡寸前に追い込んだ謎の敵、ハドマの大群相手に、あり得ないほどの大破壊攻撃を繰り広げます。山脈ごとぶち抜くような地形を変える地獄レベルのすさまじさです。

 絶対、あり得ない〈百合と超破壊ロボの組み合わせ〉なのに、それが魅力的なのです。今までにない新世界です。

 そして、想像を絶するような巨大エネルギーや極限空間での戦いを描く筆力の高さは、さすがというべきでしょう。
 各話のエピソードタイトルは可愛いですが、確かに可愛いシーンいっぱいですが、バトルは本気で別次元です。

 読みましょう。この作品にしかない凄い世界がここにあります。

★★★ Excellent!!!

決して溶けるの事ない凍てついた世界。敵を倒す為に天変地異の限りを尽くす600メートルのロボ――リリウス。
蛾をモチーフにしたと言う異形の形態。スカイツリー並みの巨体。そんな機体から放つ技一つ一つが、まさに災害のそれに近い。

まさに神話に出てくる巨神のようなロボット。さてそのパイロットですが、何と女の子二人です(ここ重要)。
名をアヤカとハナと言いますが、それはもう二人の周りには百合の花が咲き乱れています。いつでもどこでもイチャイチャ……もうあなた達結婚してしまえ!!(歓喜)

そんな重厚溢れるロボット戦闘と、少女達の美しい百合。一見すれば相反してしまう二つの要素ですが、見事に融合して素晴らしい作品となっております!
これからの『アヤ×ハナ』。楽しみやでぇ……。

★★★ Excellent!!!

このレビュー文に目を通しているということは、既に作品のキャッチコピーやあらすじなどに魂を引かれた……つまり、百合の素養が少なからずある方かと思われます。そしてきっと“百合×ロボ”という、一見すると珍味な組み合わせの本作を読んでみようか迷っている段階でしょう。
ですが御安心を……全百合スキー及びロボスキーを(勝手に)代表して断言します……。

このカプはァ!!
……推せまぁすッ!!!!


ハァ……ハァ……スゥーーーー。

……さて、落ち着いたところで簡単な紹介をば。物語の舞台となるのは平和な島にある女学園で、そこへ通う二人の少女が主人公。

才色兼備で誰もが羨む優等生・アヤカ。
天真爛漫でお転婆な元気っ娘・ハナ。

彼女らは寮のルームメイトということもあって朝晩ずっと一緒にいるわけですが、そのやり取りや関係性が本当にもう……『夫婦』。

いやだってよぉ、他の生徒達からは高嶺の花として見られているお姉様のアヤカが、ハナと二人きりの時だけ気を許してだらしない一面を見せてくれたりするんですよう!?他にもスキンシップがあったり一緒にお風呂に入ったりと、お前らその歳にしてカップルを通り過ぎて熟年夫婦の貫禄を醸し出してるよ!!ご馳走様です!!!!!


ハァ……ハァ……スゥーーーー。

長くなりましたが、まずは兎にも角にも読んでみましょう。
俺と一緒に『ハナアヤ』を追いかけようぜ?

★★★ Excellent!!!

圧倒的!
とにかく圧倒的!
600mもあるものだからただ歩くだけで津波起きるわエロいわで破格のインパクト。
戦えば山一つ消え失せ、クレーターなんて普通の出来事。
そんな規格外すぎるロボットを動かすのは仲の良い、そう仲の良い女子高生コンビ。同じ屋根の下で暮らすとってもキマ(以下の文は削除されました)

とにかくマジカルで百合百合な規格外ロボットのお話なのです。

★★★ Excellent!!!

 カクヨムロボ界のトップリーダー、鉄機装撃郎先生の新作はこれだあああああああっ!ぶっちゃけ、最初の導入部が…いわゆるラノベライズドされたフォーマット「いちゃらぶ女子同士」な雰囲気に思えました。そういう中で終われば、市場に並ぶ創作のノウハウを利用しただけかなとも思えますが、違います!ガチです、ガチンコです!二人の少女が謎の遺跡人型兵器を駆るパイロットとして、それを受け入れつつ日常生活を送る物語が展開されています。平凡な学校生活、帰り道、放課後…そこに神秘のロボがいる世界。そして、それを誰もが知らない世界が、とてもまばゆくイキイキと書かれてます。おすすめです!