だからこそ、人は鳥に憧れる。

美しい声で囀るクロツグミ。
そんなクロツグミに負けないくらいの美声で、でも雑木林の中でひっそりと歌う彼女と主人公は出会います。
しかし彼と彼女の出会いは、意外な展開を迎えることとなり──。


歌うことが好きだと言った彼女は、本当は何を考えていたのか?
重めのテーマですが、真摯に物語を語ろうとする筆致が素晴らしくマッチしています。読み手の数だけ結末があるような、そんな「考えさせられる」お話。
是非この物語を読んで、あなたもいろいろと考えてみませんか? おすすめです。

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