少しは察してやれよ、と男の方に言いたくなる物語。今この瞬間にも彼女のような立場に基づく無数の綺麗な月が鑑賞されていることとは思うが、二人で鑑賞できたかどうかは不明瞭である。 詳細本作。
皆様今日は。昭和世代のおっさんです。 ファンとして(※以下、敬称略) 小説・エッセイなら京極夏彦、司馬遼太郎、田中芳樹、澁澤龍彦。 漫画なら荒木…
この「月」をテーマにした一連の短編たち。騙されたと思って読んでみてほしい。決して後悔はさせないので。本作は情景描写、心情描写がずば抜けている。卓越していると言っても過言ではない。ただただ描写が上手い…続きを読む
作者さまの知識とセンスが尋常じゃありません。月が綺麗ですね。これは言わずと知れた定番の台詞で、奥ゆかしいながらも愛を伝える文句として創作界隈では今なお人気の決め文句であります。しかし、この…続きを読む
本当、昔の博識な文豪は洒落ていますよね。そんな告白を、してもされても、どちらも素敵。ただ失恋して悲しむより、月が慰めてくれているような、そんな光景が、拝読していて浮かびました。素敵な作品です。
最近はハッピーにしろバッドにしろ、起承転結だ~三幕構成だ~としっかりとした作者なりの解を求められる方が増えている気がしますが、心の動きにスポットを当てた日常系のような本作、大好きです。〝先輩が私…続きを読む
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