詩的な着想から広がる物書きの業とその果てに待つもの

書き続けなければ死ぬというのは、ある意味物書きの業と言えそうです。着想の奇抜さと描写の美しさが主人公と先輩の儚さを際立たせ、切ない運命が胸に迫ります。丁寧に重ねられた言葉も魅力ですが、なんといっても着想が秀逸です。
きれいにまとまった花の病の物語を堪能いたしました。

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