答えがない!

 短い物語ですが、短いが故に想像する余地が有り余っている物語です。

 ラストシーンにしても、コップ王はどうなったのか明かされていません。

 登場人物のそれぞれに意味のある単語が着けられていますが、果たしてそこから連想する意味が結末や展開を表しているのかどうかも、読者の想像に任されているように感じます。

 高々、600字程度…なのに、想像できる背景、展開、意味は無限大とは、まさしく掌編、私は作者の掌の上でした。

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