圧倒的な火力で焼き払う、とんでもない爽快感はありません!

異世界転生などのチート設定もなければ、ゲームモノのレベル設定もありません。したがって、敵を圧倒的な火力で焼き払うなどの、とんでもない爽快感は、私が読んだ範囲では全くありません。

しかし、ラーソルバールが騎士を目標とし、そして、成長していく過程が丁寧に描かれています。目を見張るのは、その剣技! その丁寧な描写のおかげで、まるでアニメを観ているかのような臨場感があります。
言うなれば、ロードスなどのような王道ファンタジー。ゆっくりとした時間の中で人と人の心が交わり話を美しく織り成していきます。

さて、話はどんどんと、ラーソルバールを巻き込んで激しくなっていきそうです。さて、続きを読もうかな。

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