子供の頃、私も暗闇がとても怖かった。この作品を読みながら、その頃のじっとりした感触を思い出しました。夏の夜にピッタリな短編。一読をお勧めします。
読み専です。 ジャンル問わず本が好き。紙の本の手触りや匂いも好きで、美しい装丁の本などうっとりしてしまいます。しかし昨今は出版も難しい時代だそうで、良い作品に…
もうね、文章がめちゃくちゃうまい。丸ごと暗記してお手本にしたいくらい。私、ホラー小説は大の苦手なんですけど、この作品はあまりにも文章が素晴らし過ぎて大興奮しながら読みました。この作品には虫…続きを読む
入り込みました。 主人公の視覚にいつしか同調して、物語りの気配感の中に気が付けば浸っていました。
物語の展開で人をゾッとさせるのは容易だが、純粋に文章表現だけで同じ感情を与えるのは、かなり難しいことではないだろうか。 この作品は、それを成し遂げている怪作だと私は感じた。
虫を殺したら同じ死に方をする、から始まる不穏感がこれから何が起きるかと不安にさせてくれます。所々に描写される虫が独特な夜の不気味さを演出し、更に子供の視点から見ることで児童ならではの恐怖を演出して…続きを読む
もっと見る