新青丹句集(『俳句のようなもの』第2部)

作者 青丹よしお

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目次

連載中 全86話

更新

  1. 【川柳】ポケモ○が大のおとなをつかまへる
  2. 日傘畳んで入るや香の店
  3. 前髪に涼集むるや遠花火
  4. 墨すりて絵にかかばよき菫かな
  5. そぼ濡れて人彳めり春の雨
  6. 【無季】りんご飴喰ふや真つ赤な口あいて
  7. 陽炎やその坂道の名は知らず
  8. めし喰つてごろごろするや五月雨
  9. 北御堂南御堂や花曇り
  10. うまさうに水飲むはとや花曇り
  11. 蝉死して即ち破れぬ雲の城
  12. 道ばたに草花あへぐ暑さかな
  13. 夕立ちや七尾のきつね子をはらむ
  14. 夕顔やあるじなき家の夕明かり
  15. 草むらに雉かくれけり暮の春
  16. コンビニに強盗出づる夜寒かな
  17. 夜寒さや零時を告げる鳩時計
  18. 悪しき香のしばし去らざる暑さかな
  19. くたびれて帰る家路の暑さかな
  20. 月の宮に帰れど秋の夜は長し
  21. 鶴の吐く息ほの白し霜の声
  22. 夜話の絶えて夜長のさかりかな
  23. 空晴れてすみわたりけり鹿の声
  24. かはほりや百物語する夜更け
  25. シヤンプーを替へもこそすれ風かほる
  26. 杖ついて坂道越ゆるあつさかな
  27. 名月や十五でよめにゆきし人
  28. 肉体のおとろへ見えて秋のかぜ
  29. 立つ秋のつれなく見ゆる海辺かな
  30. 陰となりひなたとなるや蝉の声
  31. 蛾となりて墓場をめぐる夜長かな
  32. 春風や風車回りてひもすがら
  33. 芭蕉忌や静まりかへる池の水
  34. 踊らせておのれは涼し今紀文
  35. 革靴にうつり込みけり秋の空
  36. 語りつつ過ぐるふたりや秋灯し
  37. 冷房や浮世の風にふかれ顔
  38. 雲をもる日ざしもうたた秋づきぬ
  39. 世にありて息をするにも暑さかな
  40. 雲は行き石はとどまる花野かな
  41. さるすべり咲くやくれなゐ白その他
  42. ふるさとや今年もまめで帰り花
  43. 【約1,200文字】頷いて目を瞑りたる寒さかな
  44. おもしろく秋の風ふく団地かな
  45. 夢破れてもどるゐなかや山わらふ
  46. ふるさとの風におよぐや鯉のぼり
  47. 身にしむや職を辞し去るその夕べ
  48. 観覧車まはれどたかし秋の空
  49. 天高く野は牛糞のにほひかな
  50. 去年よりも数まさるべし曼珠沙華
  51. 俳諧の神も留守なり小六月
  52. 花はさくら酒は伏見の大吟醸
  53. 夢の世に色あらばこの紫苑かな
  54. 身にしむや切磋琢磨と聞くときは
  55. きりぎりす鳴くや机上の山月記
  56. 肌寒く枕のにほひかぐ夜かな
  57. 蛇口より水のしたたる寒さかな
  58. 似合はしき陶器の音や霜の花
  59. からす鳴く秋の夕べや棚田がち
  60. ひげ流す洗面台の寒さかな
  61. 秋の夜は活字の虫となりにけり
  62. 【約1,300文字】わがこころ高鳴りひびく野分かな
  63. 口癖の板につく間に秋暮れぬ
  64. きみにはきみのわれにはわれの夜寒かな
  65. 湯を浴びて星ながめばや暮の秋
  66. 星を見て涙ながさん冬ちかし
  67. 対岸の火事とまつりをながめけり
  68. 星はさえ人はわかれてゆく夜かな
  69. 神は死してさえゆく星のひかりかな
  70. 月のない夜なりねこに逃げられる
  71. 息しろく見ゆるや暮の秋灯し
  72. はげ山もひとつにねむる気色かな
  73. 生き死にのかなたに冬の銀河かな
  74. 秋の暮ひとりさびしく帰りけり
  75. 川波をたそや染めけん花なたね
  76. 星くづのこぼれ落ちてやほたる草
  77. 目とづればまなぶた寒し冬隣り
  78. 売らるべきコスモス見ゆる車窓かな
  79. コスモスのなかに耕す畠かな
  80. みのむしの声もかれたる寒さかな
  81. 長椅子にはらはらかかるおちばかな
  82. 電飾やまだ銀杏もおちつくさず
  83. 後の世のつけでするなり薬喰ひ
  84. 寒き日は尻にしきたる亭主かな
  85. 冬もみぢ見つつ茶すするひとりかな
  86. 下り坂ゆく心地する小春かな