陽炎やその坂道の名は知らず
【読み】
かげろふやそのさかみちのなはしらず
【季語】
陽炎(三春)
【大意】
坂道に陽炎が燃えている。その坂道の名は知らないが。
【附記】
荒井由実の「ひこうき雲」の歌詞に似ている。
なお、柿本人麻呂(?-708頃)の「
【例句】
丈六にかげろふ高し石の上 芭蕉
陽炎や身を
かけろふやほろほろ落る岸の砂
陽炎のもえて田にちる椿かな
かげろふの身に付添ふや不動坂
かげろうの生るる土のにほひ
陽炎や
陽炎や名もしらぬ
古草に陽炎をふむ山路かな
陽炎のもえて地にたつ松葉哉
まさご
陽炎や目につきまとふわらひ顔 一茶
揚げ土に陽炎を吐く
ちらちらと陽炎立ちぬ猫の塚 夏目漱石
つづくりもはてなし坂や
鶯や雨少し降りて
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