ここが、本好きたちの理想郷か……。すげぇ。ミュゲぇ。(無理がある)

 もうね、ミュゲ書房の素敵空間に憧憬の念を抱きっぱなしでした。
 楽器屋のトランペットをショーケース越しに眺める少年並みにキラキラの瞳で、物語を読み進めておりました。

 こんな素敵な本屋さんあったら、週8で通います。爽やかカフェマスターと選書してくれるJKときゃわいい幼女がいる時点で、週6は確定です。なんて本への愛に溢れた素敵空間なのでしょう。

 物語の構成も、素晴らしいの一言でございました。
 正直、某丸山社のくだりとか、ムカムカヤキモキもしましたけど、全部読んでみれば、痛快なエンタメドラマに仕上がっておりました。

 さらには、本づくりの過程や、書店への流通事情、出版業界のぶっちゃけたあれこれなど……色々と勉強になりました。
 作者さまの読書遍歴の深さと幅広さにも、感嘆するばかりでございました。しろくまちゃんのホットケーキ、ほんと美味しそうですよねぇ……。

 書籍化に関しては、作者様自身、非常に苦しい経験をなさったことと思いますが、その経験をこのような物語にメタモルフォーゼさせられる行動力と発想力は、本当に凄いと思います。読んだ後に、「あー、私もなにか行動を起こさないと!」という、ポジティブモチベーションを与えてくれました。 

 とりあえず、私も近所にあるひなびた喫茶店を、思い切ってミュゲ書房みたく改装してやりたい気分です。
 まずは、本に詳しい美少女JKと、幼女を確保することから始めないとな!
 (色々と間違った行動力を発揮) 

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