胸懐の扉

逸二 斎伍《いつじ さいご》は、幼い頃に父を亡くした。

それから十数年後、高校生になった斎伍は、自分の部屋の扉から広間のような異空間に繋がることに気がつく。
そこで出会ったのは、同クラスの知り合いから……人間ではない別の生き物。

異空間にいる人達は、異空間の謎と、父親の死が関係することを仄めかす。

斎伍は、そこで課せられた使命、『主』と呼ばれる化け物達を倒すことになる。

真相の果てを、斎伍は掴めるのだろうか。