自分のかきたい暗黒神話を! というお題に対して、新種の神話生物をぶつけてくる気概には感服の念を抱くしかない。周到に綿密に、多くの経験を経て書き上げられたセンテンスは、強い情熱と確かな信念を感じさせる。狂気的なまでに徹底された文字遊びもさることながら、最後のオチまで短編としては破格の内容である。
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