第6話 KAC5 ルール

さて、次のお題は、オーソドックスなのが来ました。

昔話なんて、大抵はルールお題ですよね。

鶴の恩返しなんか、決してノゾキはいけません、というルールを破ってしまう話。

そういや、ラノベのラブコメなんかでも、入浴シーンをのぞくのがお約束となっていますね。でも、ラブコメって先日シチュエーションラブコメで使ってしまったばかりや。ジャンル網羅狙いの人でなくても、ネタを使ってしまった人にはやりにくいかも。


辛佐治、剛毅なりや 0516さん

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888896434


歴史ジャンルの中では戦国幕末と並んで勝ち組である三国志題材。

三国志の中でも主役格である諸葛亮を描いて読者の興味を引きつけつつ、さじ、というマイナー人物のかっこよさを描いているのが上手い。そして語り手の正体の部分も、歴史ものならではでイイネイイネ。これは熱い作品だ。

思わずガッツリ本文付きのレビュー書いてしまいましたよ。


我が家のルールブックがなんかすごい 沢本新さん


第1回フクロウの時に編集部賞に輝いた沢本さんの作品。フクロウの時もそうだったけど、途中での超展開への転がし方が上手い。ただし、既に多数の★を集めている人気作のため、リンクは貼りません。

続いてもう一本、歴史題材の作品を。


商君の法 左安倍虎 さん

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888880343


ルール、といえば法。考えてみれば当然出てくる発想だった。

古代中国春秋戦国時代の法家思想を題材にするというのは、確かに相性がいい。

そういえばKAC4の時には私も法家である韓非、李斯で書いたんだけど、お題との絡みという意味では完全に負けてますね。

この作品、文字数を見たら、1405文字だとか。確かに短いんだけど、濃厚に凝縮されている感じがたまらない。文字数の少ないすぐ読める作品なので、中国史は詳しくないんだよなあという方もぜひ読んでみてください。私だって商君とかよぅ知りませんし。



自作。


縁結びの鬼 kanegon

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888900723/episodes/1177354054888900731


ジャンルはホラー。

以下ネタバレ込みなので、本作を先に閲覧ヨロシク。


自分としては出来はいまひとつかなあ。というのも、ホラーというジャンル自体、自分では書かないし、そもそも読んでいない。読んですらいないから、これがホラーとして出来がいいのか悪いのかすら分からない。仮に悪いとして、どこをどうすれば良くなるかも、実はあまり分からない。

とはいえ、そこまで駄作ではないですよ。ちゃんと平均レベルはキープしているはず。あくまでも自分としてはイマイチってだけ。

ただし、作中に出てくる、鬼だからこそ縁結び、というアイディアはなかなか良かったと思う。もうちょっと上手く料理できれば、という感じ。

作中に出てくる缶入り甘酒に関しては、和寒神社にお参りに行った時に、賽銭箱に缶入りの甘酒が入れられていたのを見たので、ネタとして使わせていただきました。

なお、女性キャラが最後にヒドい目に遭う作品を書いたので、次回から三連続で、冴えない女性キャラが素敵な男性と結ばれるハッピーエンド作品を書いてバランスを取ることになります。

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