第9話 KAC8 3周年

1周年でも2周年でも4周年でも5周年でもなく3周年。

というのをどう描くか。

別に3周年じゃなくてもいいネタだと弱くなるし。かといって3周年というのにこだわり過ぎると明らかに窮屈になる。



【KAC8】神の箱庭 牧野 麻也さん

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889003293


三周年ということで、3というものに真っ正面から向き合った作品。タグにもあるように、仏の顔も三度まで、二度あることは三度ある、三度目の正直、といったものを上手く展開に取り入れている。

お題にこだわりすぎると窮屈になると言いましたが、お題にしっかり取り組んでいながら闊達自在に描いているのが良いところ。

また、こういう物語って、戦いシーンがメインになるものですが、戦いが終わった後も生き残った人には残りの人生がある。戦いの後の人生に焦点を当てたが故に戦勝三周年というイベントが発生するので、そのタイミングでドラマを発生させたのが上手いですね。




自作です。


後期ハウスキーパー kanegon

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888999795/episodes/1177354054888999806


ジャンルは恋愛。以下はネタバレ防止のため本編閲覧後にどうぞ。


ラブコメは男性向け恋愛もの。恋愛は女性向け恋愛もの。ということで、女性キャラがハッピーエンドになる話。

マグネット!の会話文コンの募集が終了したため、会話劇を続ける必要は無いのですが、やっぱり会話劇です。

それと、マグネット!の方で、恒例イベントだけど、三題噺コンテストというのが行われていて、それに便乗しました。第16回のお題は、マンガ、エコー、メイド、でした。よってこの3つのワードがいちおう盛り込まれています。ただし三題噺コンは文字数制限が3000文字以内なので、2762字で完成させました。

三周年、という部分については、どんな仕事でも三年は続けてみよ、という一般的によく言われていることを祖父の教えとして出して、それと同時に三年経ったことにより大型免許取得が可能となって転職の幅が広がった、という部分で補強しました。

神輿渡御については、本当にトラックで運んでいるのを見かけます。田舎は若い人がいなくなっていて、しょうがないですね。

しかしこの三周年というお題、●周年というのは、大抵おめでたいことに使う表現であり、おめでたい事案を今回のお題で描いてしまうケースが多かったんじゃないですかね。

次のお題がまさかのおめでとうで来てしまうので、ネタ切れの伏線になっていたんじゃないかな。

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