概要
歴史に名を残さなかった新選組隊士は、未来から来た少女だった。
京都旅行中にタイムスリップしてしまった春。
そこで出会ったのは壬生浪士組、のちの新選組だった。
不思議な力のおかげで命拾いはしたものの、行く当てもなければ所持品もない。
あげく剣術経験もないのに隊士にされ、男装して彼らと生活をともにすることに。
現代にいた頃は全く興味もなかったはずが、実際に目にした新選組を、隊士たちを、その歴史から救いたいと思うようになる。
が、春の新選組に関する知識はあまりにも少なく、極端に片寄っていた。
そして、それらを口にすることは――
それでも。
泣いて笑って時に葛藤しながら、己の誠を信じ激動の幕末を新選組とともに生きていく。
* * * * *
タイトルは硬いですが、本文は緩いです。
事件等は出来る限り年表に沿い、史実・通説を元に進めていくつもり
そこで出会ったのは壬生浪士組、のちの新選組だった。
不思議な力のおかげで命拾いはしたものの、行く当てもなければ所持品もない。
あげく剣術経験もないのに隊士にされ、男装して彼らと生活をともにすることに。
現代にいた頃は全く興味もなかったはずが、実際に目にした新選組を、隊士たちを、その歴史から救いたいと思うようになる。
が、春の新選組に関する知識はあまりにも少なく、極端に片寄っていた。
そして、それらを口にすることは――
それでも。
泣いて笑って時に葛藤しながら、己の誠を信じ激動の幕末を新選組とともに生きていく。
* * * * *
タイトルは硬いですが、本文は緩いです。
事件等は出来る限り年表に沿い、史実・通説を元に進めていくつもり
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!名は体を表す。タイトルで忌避せず是非読んで欲しい
まず、タイトルはきちんと意味をなしていて、読むと理解が及びます。
良く考えられたタイトルで作品の本質が良く表れています。
激動の幕末を重苦しくなり過ぎず、しかし、史実に沿ってきちんと纏め上げられたエンタメ小説とも言えます。
物語序盤は重苦しさや悲壮な感じは一切なく、とても取っ付き易い描写がなされていて、実に読み易くそれを支えるのが主人公。
その主人公による軽快なモノローグと、多くの人が新選組に抱くイメージを踏襲し、例え新選組を知らずとも楽しめる作品なので、まずは騙されたと思って一読される事を強く推奨します。
所謂ラノベに食傷気味になってきた方、もう少し読み応えの欲しい方、新選組のファンに…続きを読む