『異常』を制するのは『異常』

よく、自分に降りかかることを解決する異能者をヒーローのように扱うことは少なくないけれども。
ある意味では人の理を超えた、人知を超えたものを実際目の当りにしたときに喜びや歓喜以前に来るものは恐らく『恐怖』。

『いまの、なにをしたの?』(原文より)
この付近にある空気感、恐怖と警戒の空気感。
騒乱と会話による情景の書き方からひしひしと伝わる『異常』。
そしてその後にさらに来る『異常』な欲望…
『異常』の重ね方がとても上手で食傷にならないのが素晴らしいと思います。

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