古来、日本では海の向こうに常世があるとされていた。 主人公は一つの恋を海に流した。即ち終わった恋は常世に旅だった。その伝で申さば、鯨はマレビトだろうか。彼女の心の邸宅に、その姿が絵になって飾られている。
皆様今日は。昭和世代のおっさんです。 ホラー、ファンタジー、現代ドラマ辺りが好きで、短編長編問わず良く読み書きします。 現在、長編ホラー小説『ただの…
恋人にふられた主人公は、冬の海に一人でやってきた。ちょっとした、傷心旅行といった具合。スマホを操作していて、たまたま再生された動画に映っていたのが、冬の海だった。海鳴り。凪いだ海。波音。冷たい風。…続きを読む
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