この世界に鍛冶屋はいらない

作者 たかしゃん

210

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★★ Very Good!!

 少年というのも、少女というのも年若い幼なじみのファンタジーです。

 平和な時代になり、武器しか作る必要のない鍛冶屋が疎まれるようになった世界で、その鍛冶屋の息子である主人公と、その主人公が属する帝国の皇女がヒロイン。平易な文章は、この二人の純粋さとピタリと合致し、物語に引き込んでくれます。

 だけど物語の展開は、ただ純粋な、キラキラした二人の物語ではないのですが、それが星が閃く夜のように感じられるのも、想像力を刺激される文章があってこそだと感じました。

 冒頭を飾った場面のような美しい夜空を印象づけられた、幻想的という言葉の通りのファンタジーです。

★★★ Excellent!!!

片やこの世界では忌み嫌われる鍛冶屋の息子。片や国を背負っていくことになる皇女。
身分や境遇の差を越えて想い合う二人が、それぞれの理由で自分の為すべきことと向き合っていく物語。
不遇や逆境を乗り越えようとする姿は、応援せずにはいられない。
『強さ』とは何か。それを考えさせられる物語です。

★★★ Excellent!!!

本作は鍛冶屋の少年と皇女の少女を主人公とした異世界ファンタジーです。

身分差の恋を主題に展開されていく序盤は初々しくも暖かい気持ちに、大本編と言われる17話からは困難に立ち向かう様子が燃え上がります。

本作の魅力は、場面の想像が非常にしやすい描写力。
環境背景描写や、登場人物達の心理描写が非常に丁寧でなおかつ読みやすい。
主人公の二人を取り巻く状況の様々な変化をバッチリえがいてくれています。
だからこそ、それに向き合っていく二人が美しい。
多くを通してココロを成長させていく二人が素敵です。


二人の成長の様子を見守る側として読めるような一作。
二人三脚、偕老同穴。二人のこれからにも期待です。

★★★ Excellent!!!

 主人公の少年とヒロインの王女、幼いながらも想い合う二人が降りかかる問題に対して対応していく様は、見ていて何とも先の展開をワクワクと期待させてくれる。これはそんな作品です。

 そして、とにかく情風景描写や心情描写が素晴らしく、その場面場面の情景が目に浮かんでくるような、深く考えずとも自然に想像することが出来ます。
 あまり文章を読まない、活字が苦手だという方にも、安心して勧められる一作に仕上がっています。

 内容も起伏のバランスがとても良く、続きが気になる!とここまで思わせてくれる作品は、なかなかお目にかかれ無いでしょう。

★★★ Excellent!!!

このお話は導入に書かれているように、『1話~16話』『17話~それ以降』の話が独立した構成となっています。

メインシナリオは17話以降、16話より以前は世界観や人間関係の補足シナリオとなっています。

廃れゆく鍛冶職があるなか、勢いを衰えず活気ある鍛冶職が切り盛りしている地域など、世界観としての作り込みはかなり寝られている印象を受けた作品でした。

登場人物についても、行動の動機や心象で変化する気持ちなどに描写の焦点があたっているので、魅力を掴みやすい作品に感じます。

テンポとしてはとても丁寧に描かれているのでゆっくりとしたものですが、描かれるシナリオはこの世界感独自のものが多いので素敵な作品に思います。

描写力がとても優れた作品なので、ぜひぜひご一読ください。

★★★ Excellent!!!

まだ序編だけど限界です。この主人公とヒロインを応援しないでおくのは無理です。
幼くも鍛冶屋として、お姫様として、何より掛け替えのない幼馴染として、互いに思いやっている姿は自然と応援したくなります。
それだけにこの後を読むのが怖いですが、それでも先を読まざるをえません。
そしてこの世界を知り、この世界の鍛冶屋を知り、二人を応援しましょう。

では、私はまたこの世界で二人を追うことに戻ります。

★★★ Excellent!!!

幼少時代の無実さと、目覚め始める恋心の交差点にたかしゃんさんの「この世界に鍛冶屋はいらない」はある。主人公のユウトとヒロインのサラは、無邪気に社交ダンスの真似事をして、二人でちょっと赤面しながらも水浴びして、まだよく知らないなにかを気にしながらも同じベッドで寝ている。これはまさに、お互いのことを異性として好きになり始めている子供たちの純愛ラブ・ストーリーなのではないだろうか。もしあなたがそのような甘い世界を望み見るのなら、もうこのレビューを読み続ける必要はない。上のボタンから早速第一話を読み始めるべきだ。

しかし「鍛冶屋はいらない」はラブ・ストーリーだけではない。テーマである純愛を引き立てるファンタジー世界を作り上げ、アクションがあり、キャラクターたちは冒険し、成長する。また、これは僕がたかしゃんさんの(自称)ファンクラブの会長であるため知っていることだが、これからのプロットも細かに練られている上、タイトルやこれまでの伏線にも深い意味が込められている。これを知らされた時、僕は正直唸ってしまった。

主人公のユウトは最初はか弱く、女々しい。ユウトは物語の中で成長するが、得るのは肉体的な強さではなく、他人を守るための勇気や、ヒロインと繋がるための自信だ。それが現実でも異世界でも本当の強さなのではないだろうか。人は残念ながら争いを好む。争って、相手を打ち負かすのはかっこいい。しかし、他人を思い、優しくするのはまた別の、そして多分一番大切な強さだ。そのことをたかしゃんさんはこの物語を通して読者たちに語ろうとしている、と僕は思う。だからお勧めする。穏やかで、優しい、そしてか弱く、無垢で純粋な物語――いや、人生の視点――を求めるなら、あなたは「この世界に鍛冶屋はいらない」を読むべきだ。

★★★ Excellent!!!

皇女であるサラと鍛冶師の息子であるユウトの身分違いの恋というには青すぎる、淡い気持ちが、読んでいて温かい気持ちにさせられる。

数々のイベントを乗り越えて二人の思いは強くなる。

しかし、話が進むにつれ、そんな二人の間だけではなく、世界規模できな臭くなっていく物語。

鍛冶師が忌み嫌われる本当の理由。

魔族大戦とは?

そして佳境を迎える、剣覧会。

まだまだ幼い二人を中心に動いていくであろう物語から目が離せない。

ユウトの成長と、ユウトとサラ、二人の行く末を見届けろッ!

★★★ Excellent!!!

幼いながらも自分の意思をしっかり持ったユウトも、国を背負った幼い王女のサラ。

二人の甘酸っぱいやり取りと、苦難の運命が物語を引き込まれますね。

教会や貴族、それに竜が警戒する魔族など、裏で起きてる事件や、これからの展開、先がどうなるのか凄く気になります!

話の作りも心証描写も凄く丁寧で、どんどん物語に引き込まれます!

是非ともじっくり読むべき作品でした!

★★★ Excellent!!!

自由奔放なお姫さまと、一人の男の子のお話。
二人はとても仲が良いようですが、それぞれの立場において悩みを持っています。
住む世界の違う子供たちが、降りかかる大きなトラブルに対して自分のできることで抗おうとする様は、応援せずにいられないでしょう。

とはいえ、このレビューを書いている時点では序盤のこと。
まだ先は長いようなので、今後の展開が楽しみです。

★★★ Excellent!!!

『鍛冶屋。
 それは生きとし生けるもの。その命を奪いかりとる殺めの武具を生み出す生業。その武具を売って金を得る悪魔の商人。
 どんな魔物より醜く愚かな職業だ』

 作り込まれたファンタジー世界で繰り広げられる少年少女の物語。謀略奸計渦巻く皇国で、二人の運命やいかに。

 世界観の屋台骨がしっかりしている分難しい用語や説明も時折挟まりますが、地の文で優しく解説してくれる親切設計の作品です。

 何よりですね!! 主人公組のロリショタが最高にかぁいいんですね!! 実質おねショタも兼ねてる頭おかしいカップリングなんですよ!!! かわいい! 言っている意味がわからない? 本編読んで!!!!!!

★★★ Excellent!!!

お転婆皇女様に振り回されつつも、それを好ましく思える主人公ユウトくん。
二人の仲を書きつつ、しっかりとした背景などが盛り込まれており、続く展開への世界観をすらすらと理解させてくれます。

奔放ながら聡明でもある皇女さまが魅力的で応援したくなる二人なんですが……
身分の差だけでなく、何かしら不穏な動きから分かたれてしまう二人の運命。

ユウトくんの決意が行動へと移り、様々な人物の過去が明らかになってきて、今後の展開、二人がどうなるのかとても気になる作品です。

★★★ Excellent!!!

鍛冶屋の定義
「それは生きとし生けるもの、その命を奪いかりとる殺めの武具を生み出す生業。その武具を売って金を得る悪魔の商人。どんな魔物より醜く愚かな職業だ」

まずは一言、かっこええー!と思いました!
それでいて、心理描写がとても上手いんですよ!

タイトルにも書いてある西洋の雰囲気鍛冶屋と聞いて
もう少し和風な雰囲気があるのかな?と思いきや、とても綺麗な日常の風景文章に、ホッと一息つけるような、そんな物語から一転していって……。

幼いサラ皇女殿下と幼なじみの平民ユウト。
今後の2人を暖かく見守ってほしいです!