素晴らしい描写と可愛らしい主人公たち

 主人公の少年とヒロインの王女、幼いながらも想い合う二人が降りかかる問題に対して対応していく様は、見ていて何とも先の展開をワクワクと期待させてくれる。これはそんな作品です。

 そして、とにかく情風景描写や心情描写が素晴らしく、その場面場面の情景が目に浮かんでくるような、深く考えずとも自然に想像することが出来ます。
 あまり文章を読まない、活字が苦手だという方にも、安心して勧められる一作に仕上がっています。

 内容も起伏のバランスがとても良く、続きが気になる!とここまで思わせてくれる作品は、なかなかお目にかかれ無いでしょう。