ニーチェの名言を模した題名に惹かれ、少し気構えてプロローグを読んでみると一転、ギャグのようなオチに緊張が解ける。主人公(ひろたん)と彼女(みーたん)との甘い時間。理想の彼女に思わず頬がほころぶ。そして、次第に浮かび上がってくる底の見えない暗い深淵。先の見えない暗い穴が脳裏に浮かび、その先を見たくなっていく。ひろたんが覗いていたのは天蓋の穴か、それとも仄暗い沼の底か。
途中まではラブコメかな?と、思ったのですが……。不穏な足音が忍び寄りそこからの展開は、間延びなくテンポ感がよかったです。SF要素とサスペンスのバランスも良く、主人公の思い切りの良さと、彼女との展開も面白かったです。蛇足ではありますが、彼女が画策する話ももう少し読みたい気持ちが湧きました。※個人的に読みたいだけ←ただ、物語としては綺麗にまとまっているかと(*´ー`*)!
切れ味いい短編で面白かったです。最後まで読んで結末を是非味わってほしいです。
面白かったです。近未来、もしかしたら現代にもあり得そうな話。長編にして読んでみたいと思いました。ありがとうございました。
読みやすかった。題名から、内容まですごかった。興味を引きつける作品です。
いやあ、二次元の彼女。これは半端ない。感情移入までしてしまうみーたんは、未来では本当にできてしまうのではないかと思いました。でも、本当に彼を見つめていたのは……ラスト、とてもよかったです。こんな風に、彼を攻略できればと、私も思ってしまいました。
大石先生の作品は全て拝読させて頂いている大ファンです。先生の作品は、相反する感情を巧みに盛込み、キャラの魅力を際立たせていらっしゃっていて、そこが素晴らしいといつも感動しております。今回の作品もロジカルでありつつ、どこか微笑ましさ、物悲しさを醸しつつ、最後にパッと読者を裏切ってみせる、この短い作品でこれだけの芸当はなかなか出来るものではないと思います。例えていえば、江國香織先生と江戸川乱歩先生を足して二で割り、星新一先生の香りを振りかけた様な、そんな魅力があります。これからも応援していますので、頑張ってください!
この野郎、ラブラブしやがって。そう思って読んでいましたが・・・なるほど、そういう話でしたかと、やられた感のある後味エンタメ作品だと思います。
もっと見る