美しくも歪な世界観

出だしから魅せてくれますね。
今のところ(12/9現在)、水底の街アトランティスと子どもの街ネバーランドが出て来ていますが、井上直久さんなどのような幻想絵画を観ているような世界。しかし、歪な常識に支配されている、ある種のホラー要素が色濃く出ているお話です。
空を取り戻すために旅立った少女と異形の者。不穏な気配漂う謎をこの二人がどのように解き明かして行くのか……。
先の展開が気になって、ついモヤモヤしてしまう作りが実に巧みで、一度読み出すと術中にハマってしまうこと請け合いです。
他の方のレビューにもありますが、今のうちから読んでおく事をオススメしたいですね。

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