空を求めて旅をするダークファンタジー

空が落ちてしまい、大地がバラバラになってしまった世界。空を取り戻すべく様々な都市を旅をする少女ナージェの壮大な冒険物語。

ナージェは黒い棺を背負っていて、そこには異形の怪物イェンが収まっている。

物語はイェン視点で描かれていくのですが、それがまた面白いです。
イェンは基本的には自ら動くことができないので、ナージェの後ろから状況を把握するような形になります。
その視点こそ読者視点のよう感じられるのですが、イェンの考える歪んだ思いに不気味さとダークさを覚えます。その視点と思いの絶妙なバランスが、この作品の魅力のひとつだと思います。

そして、終盤で明かされる世界の仕組み。
空を落とした張本人の思い。
イェンの考え。ナージェの思い。
まさに「規格外」の異世界ファンタジーがそこにはありました。

ダークでありながらも幻想的な世界とふたりの旅をぜひ味わってみてください!

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