謎多き旅の彼方にあるものは?

偽空と呼ばれるかりそめの天蓋のもと旅を続ける、ひとりの少女と「棺に入った何者か(もしくは棺そのもの)」との物語。

まだまだ始まったばかりで謎だらけではあるのだが、その傾向に村上春樹や時雨沢恵一の色が見て取れる。

逆説的な考え方をすれば、その「謎」を楽しませる作品であって、いまを抑えておかなければ一気に引き離されるのは必定だ。

分からないからといって手放すには少々もったいない作品とも言える。

まだまだ先は長い。

いまのうちにフォローしておくことが肝要といえよう。

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