妥協なき追求

 Wikipediaで読んだ限りでは、クルド人は国家を持たない民族集団としては最大の規模だそうだ。オスマン帝国の解体と共にトルコやイラクを始めとする国々に個別に居住することになった。左様な次第で自らの分離独立運動により注目される事の多い民族でもある。
 彼女は、そんなクルド人の血を引きつつも日本に滞在していた。この国をどう考えただろう。堕落した怠慢な連中と写っただろうか。楽園とはいわぬまでも、思う存分平和を楽しめる場所と写っただろうか。
 彼女の存在は日本人である主人公にも大きな影響を与えた。恐らくは、彼は丸腰で一切の暴力を振るわずに道を開こうとするだろう。その道端には可憐な花が咲くに違いない。

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