11/18 ローマ郊外(南部)


今朝もビュッフェで朝食。

まずは一杯のカプチーノ。

それから、ハム、チーズ、トマトサラダなどを中心とした食事。

ついついたくさん食べたくなる衝動を抑え、後の行動に支障が出ないスマートな食事を心掛ける。


午前中はメトロでローマ中心地から離れた場所を探索した。

住宅街付近は空気が悪かった。

自然公園のようなところもあったが、大通りが近くやはり空気が悪かった。

おそらく、日本とは排ガス規制の基準が違うのだろう。

古い車が多いというのもある。


メトロ内にもチップ目当てで演奏する人が出没する。

いちいち払っていられない。キリがない。


思えば、犬はよく見かけるが猫は見かけない。

今日、ヨーロッパに来て初めて猫を見かけた。かわいい。


テルミニ駅構内にも鳩や雀がいる。

中二階の飲食店にも飛んでくる。

テーブルの上で雀がトコトコ歩いている。おもしろい。


午後からはトレニタリア鉄道でローマ郊外に行ってみる。

チケットを買う時、チップ目当ての輩が寄ってきた。買い方は分かっているのに、無理矢理教えようとしてくる。しかも係員が近くにいてもお構いなしだ。係員は止めてくれないので買う場所を変えるなど自力でなんとかするしかない。


平日の昼間だからか列車に乗客はほとんどいない。

席の座り心地も良く、とても快適。

列車が出て15分もすると、車窓に自然豊かな風景が広がってきた。

ずっと都会にいたので心洗われる。


ローマ南部にあるアルバーノ湖に到着。

山の中腹辺りに駅があり、壮大な眺めだった。空気も良かった。

山を少し登った先に、ガイドブックにも載っていない小さな観光地(?)があった。

土産屋らしき店やレストラン、カフェが全部で十件ほどあるだけだ。海外旅行者がわざわざ来るほどのところには見えない。現に、ここには西洋人しかいない。

観光地は観光地でも地元民が近場で楽しむための場所かもしれない。


街のはずれに小さな教会があった。

建物は古いが、余計な装飾のない慎ましやかな教会だ。

白い修道服に身を包んだシスターもいた。

やはり派手な大聖堂よりこちらの方が良い。


街で猫を見かけた。

ずいぶんと人懐っこい猫で、ちょっとだけ戯れてくれた。

そっと手を差し出すと、前足でタッチしてくれた。

フニッとして柔らかかった。


夕方が近くなり、また騒がしいローマへ戻る。

(それでも拠点だからホッとする)


イタリア最大の食品店であるイータリーに行った。

チーズの品揃えがとんでもなかった。

キロ単位の巨大なチーズも売っていた。


夕食に、またトルコ系の店員さんが経営するファストフードレストランでマルゲリータを食べた。

一番小さいサイズを頼んだが予想外に大きかった。

日本でいうLサイズだろうか。筆者にとっては大きい。

食べきるのに苦労はしたが、濃厚な味わいでおいしかった。

さすがは本場のイタリアン?

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