夏休みの宿題で眠い百合

「眠いよー」

「放置してたのが悪いんでしょ、あと七時間がんばれ!」


寝不足で朦朧とする中ひたすら答えを写す。


「付き合ってくれてあり、が……」

「寝るなー!」


机に突っ伏す彼女を抱きあげ揺する。


「起きろ、起き――」

「ん、好き……」


唇を塞がれた。なぜ? 寝ぼけてるんだよね、ちょっと、起きろ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

百合のあいだに挟まりたい女の子の百合――140字百合SS集 多架橋衛 @yomo_ataru

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ