誰もが、泡にかわる時代の、薄い水色に包まれたストーリィ

ずーっと潮の香りがしてました。
俺に読んで欲しいって、意味がすっごい解った。
エロい描写だけじゃなくってね。笑

すっごい水色。
においも空気も。

まるで、毎晩、中学高校ん頃にみんなで夜な夜な集まって、星を見上げながら一晩中話してた、しまなみのあの防波堤にいるようで、嬉しくなりました♪


はるかは、泡になっちゃったんだね。
六月さんが作中に書いているように、泡となって消えてしまうのではなくて、いっぱい考えてたくさん見つめてきた自分の行き先。
こんな時期、あったんだよね。
誰もが、たぶん。
漂っているようで、オールで激しくあがいて、飛び出そうとしてる。目的地なんて見えてない。誰にも。
すべてを泡に変える、その青さ、その結果。

それらの想いが、見事な六月節モノローグで綴られていて、大変美味しゅうございました。
「雨音が痛い夜」とかもうたまんない。

やっぱり、あなたのお話に恋をしたまんまなんだなぁ
って、再確認しましたけど、いいですか?笑





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