大満足!

三部作堂々の完結。

あいつを労ってやりたいとか、あいつに黙祷とか、いろいろ具体的に名指しで言いたいことはあるけれど、やめときます。

文字の連なりとしてひとつの世界が立ち上がっているっていうファンタジーの一等大切なことが、こんなにがっちりキマってる作品はあまりない。脱帽。

面白いだけのストーリーだったらサディストでも書けるけど、ふくらみのある世界観はその手の変態にはちょっと無理。やっぱし、で~んと愛がないとね。

セックス&ヴァイオレンスもあるのに読後感はかなり上品。クリスピーな歯応えである。

ずっと読んできたけれど、まだまだ魅力的な謎も残ってるし、読み返せば、新たな発見が何度でもありそう。

そもそも竜と竜人ってなんなんだ?

ってのが、まだ解けていない。4部でわかるのかな。
気になるなぁ。

この小説はメンデルスゾーンのピアノ曲を聴きながら読むのがおすすめです、とかオシャレなことを言いたかったけど無理だ。

あ、でも遠距離恋愛中の人ならわりといいかも~没入度アップ!

ともかく素晴らしい冒険小説であり官能(的)小説です!

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