今宵もまた外道妖怪――仕置きし奉りて御座候 日乃本 出(ひのもと いずる)
時は江戸時代――『妖怪』という存在が世に闊歩していた時の話。
世は人に仇なす外道妖怪による被害が横行していた。
それを重く見た徳川家は、徳川家の隠密集団である「公儀御庭番」の中に妖怪専門の暗殺集団として「特忍組・妖怪仕置き人」という部署を制定する。
その妖怪仕置き人の中に、腕っこきの一人の浪人がいた。
その浪人の名は「北条煉弥《ほうじょうれんや》」
今宵もまた、煉弥はとある妖怪の仕置きを行うべく、江戸を離れていたのだが……
毎週日曜日に更新予定です(場合によっては週二回更新)
目次
連載中 全104話
更新
- 第一幕 大江戸辻斬り事件~連鎖せし怨恨始末~
- 第一幕ノ一 剣閃――闇夜を切り裂いて
- 第一幕ノ二 妖怪と仕置き人の住居――化け物長屋
- 第一幕ノ三 仕置き人を統べる者――仕置き人の大切な者
- 第一幕ノ四 恐るべき差配人――昼時の長屋
- 第一幕ノ五 夜回り警ら――沸き起こる不安
- 第一幕ノ六 八丁堀での凶刃――不意の邂逅
- 第一幕ノ七 外道の正体模索――長屋一の智恵者
- 第一幕ノ八 道場朝稽古――剣の師は柳が如く
- 第一幕ノ九 外道の詮議――新たなる疑問
- 第一幕ノ十 長屋への来訪者――少女の思い、浪人の想い
- 第一幕ノ十一 談合――蒼龍と源流斎
- 第一幕ノ十二 夕焼け映える妖怪温泉――追憶は骸骨と共に
- 第一幕ノ十三 傷つけられた誇り――利位の謀
- 第一幕ノ十四 恐れられる八重のおっかさんの謎――謎の美少女
- 第一幕ノ十五 神社までの道程――近づく二人の距離
- 第一幕ノ十六 登場、噂のおっかさん――小屋での一幕
- 第一幕ノ十七 神社での煉弥と八重――女剣士、青天の霹靂
- 第一幕ノ十八 祭りから一夜明け――女剣士の心の痛み
- 第一幕ノ十九 一夜明け――貧乏浪人の胸の内
- 第一幕ノ二十 緊急談合――垣間見えた外道の核心
- 第一幕ノ二十一 傷心の八重――押しかけおかっぱ女中
- 第一幕ノ二十二 向き合う二人――重なる想い
- 第一幕ノ二十三 集う責任者たち――謀の顛末
- 第一幕ノ二十四 激震の柳生家――利位、茫然自失
- 第一幕ノ二十五 号令――外道狩りの刻
- 第一幕ノ二十六 相対――辻斬りの外道
- 第一幕ノ二十七 集いし外道――悪神・かまいたち
- 第一幕ノ二十八 決着――悪神・かまいたち
- 第一幕ノ二十九 仕置きの報告――予想だにしなかった事件
- 第一幕ノ三十 化け物長屋への帰還――道すがらの二人の想い
- 第一幕ノ三十一 集う面々――模索するは動機也
- 第一幕ノ三十二 蒼龍の帰還――浮かぶ下手人は柳が如く
- 第一幕ノ三十三 慟哭の煉弥――愛しい者の危機
- 第一幕ノ三十四 道場の凛――来たりし時
- 第一幕ノ三十五 全ての清算――全ての真実
- 第一幕ノ終幕 人でもなく妖怪でもないモノ――みんなからのおかえりなさい
- 第二幕 吉原に咲く恋慕の狂い華
- 第二幕ノ一 新たな日常――新たな仲間――新たな事件の兆し
- 第二幕ノ二 手の届かぬ場所での事件――現れる適任者
- 第二幕ノ三 八重とタマ――入楼、吉原遊郭
- 第二幕ノ四 吉原の外でできること――それぞれのやるべきこと
- 第二幕ノ五 広がる別世界――吉原という隔離世
- 第二幕ノ六 おいでませ、松竹屋――八重、運命の出会い
- 第二幕ノ七 松竹屋の売り――稀有なる妓楼
- 第二幕ノ八 松竹屋の朝はお祭り騒ぎ――個性豊かな御姉様方
- 第二幕ノ九 吉原の頂点に座する者――謁見、双葉太夫
- 第二幕ノ十 春姫の生家――蒼龍の違和感
- 第二幕ノ閑話休題 地獄の修練? 煉弥の場合
- 第二幕ノ閑話休題 地獄? の修練――凛の場合
- 第二幕ノ十一 夜の吉原――双葉の気遣い
- 第二幕ノ十二 一夜明け――光るは八重の業
- 第二幕ノ十三 タマの報告――楓の胸騒ぎ
- 第二幕ノ十四 落ち着く場所――はかどる作業
- 第二幕ノ十五 夕刻迫る化け物長屋――蒼龍たちの談合
- 第二幕ノ十六ガ上 お呼びがかり――双葉太夫の座
- 第二幕ノ十六ガ中 タマの見張り――タマの発見
- 第二幕ノ十六ガ下 初めてのお客様――御高尚なひととき
- 第二幕ノ十六ガ結 安らかな寝顔――不安げな顔
- 第二幕ノ十七ガ上 タマの報告――蒼龍の閃き
- 第二幕ノ十七ガ中 紅葉の旅立ち――紅葉の置き土産
- 第二幕ノ十七ガ下 松田屋にて――長次郎という男と新たな花魁
- 第二幕ノ十七ガ結 松竹屋の桃源郷――人間ではない人間
- 第二幕ノ十八ガ上 届く修繕品――柚葉の淡い想い
- 第二幕ノ十八ガ中 続・地獄の修練? 煉弥の場合
- 第二幕ノ十八ガ下 続・地獄? の修練、凛の場合
- 第二幕ノ十八ガ結 八重の夜なべ仕事――松竹屋の娘たちの境遇
- 第二幕ノ十九ガ序 朝の集い――楓、語る
- 第二幕ノ十九ガ中 双葉と蒼龍達との関係――新たなる展開
- 第二幕ノ十九ガ下 資料による推測――否定される推測
- 第二幕ノ十九ガ結 新たな事件――双葉への来訪者
- 第二幕ノ二十ガ序 かつての主従――続く因縁
- 第二幕ノ二十ガ上 ウガチとの因縁――恋慕の双葉
- 第二幕ノ二十ガ中 お化けの調査――限定される下手人
- 第二幕ノ二十ガ下 楓の修練――その前説
- 第二幕ノ二十ガ結 楓の修練――正式な弟子
- 第二幕ノ二十一ガ上 タマと双葉――とるべき行動
- 第二幕ノ二十一ガ中 八重と柚葉の役割――双葉の発表
- 第二幕ノ二十一ガ下 タマの謀――やんごとなき御身分の御方
- 第二幕ノ二十一ガ結 出向く蒼龍――竹林の修練
- 第二幕ノ二十二ガ上 それぞれの役割――そこはかとない不安
- 第二幕ノ二十二ガ中 吉原の立て看板――集う群衆
- 第二幕ノ二十二ガ下 二日後の準備――八重と柚葉の関係
- 第二幕ノ二十二ガ結 花魁道中前夜――それぞれの想い
- 第二幕ノ二十三ガ上 花魁道中の朝――決まる、八重の名
- 第二幕ノ二十三ガ中 花魁道中当日――現れる花魁
- 第二幕ノ二十三ガ下 松田屋の前で――射抜く視線
- 第二幕ノ二十三ガ結 季長の想い――上尾の慟哭
- 第二幕ノ二十四ガ上 松竹屋に御到着――ろくろっ首のいつものやつ
- 第二幕ノ二十四ガ中 双葉の部屋の中で――招かれざる客たち
- 第二幕ノ二十四ガ下 天井裏の痴れ者たち――イケナイ三人衆
- 第二幕ノ二十四ガ結 思わぬところで勢ぞろい――凛への初任務
- 第二幕ノ二十五ガ上 道中終わりの八重と柚葉――忍び寄る魔手
- 第二幕ノ二十五ガ中 集う面々――割り振られる役割
- 第二幕ノ二十五ガ下 松田屋へと赴く柚葉――出会う二人
- 第二幕ノ二十五ガ結 タマの報告――動き出す者たち
- 第二幕ノ二十六ガ上 囚われの柚葉――迫る、真相の刻
- 第二幕ノ二十六ガ中 迫る魔手――エンコの妖力
- 第二幕ノ二十六ガ下 囚われのエンコ――倒れる柚葉
- 第二幕ノ二十六ガ結 脅迫状――八重の決意
- 第二幕ノ二十七ガ上 来たる宵闇――出陣の刻
- 第二幕ノ二十七ガ中 来たる宵闇――外道共の動き
- 第二幕ノ二十七ガ下 タマからの連絡――動く蒼龍
- 第二幕ノ二十七ガ結 物置小屋の置手紙――決意の八重
- 第二幕ノ二十八ガ上 小屋への到着――罠の臭い
- 第二幕ノ二十八ガ中 小屋の中――地下へと招く外道
おすすめレビュー
★28
★で称える
★ ★ ★
レビューを書く
ユーザー登録(無料)をして作者を応援しよう!
登録済の方はログインしてください。