知的と叙情のマリアージュ

前作にあたる「放課後対話篇」の続編である本作。

前作よりも、取り上げたテーマを広く、深く、重厚に扱っている感触。時にはさらに衒学的であるかも知れません。

それでいてそれが見事に青春群像劇とマッチしてしまう展開は、もはや魔術的と言っても過言では無いでしょう。

それでいながら、この続編。
全体的な印象としては「ラブコメ」でもあるんですよね。
何とも奇跡的な進化を遂げた本作。

読みのがしたらもったいないですよ。

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