エピローグ

 ある日の事、彼が昼寝をしていると、我が子にゆさゆさと体を揺らされ起こされた。

 神妙な面持ちで自分を見つめる我が子に問い掛ける。


「どうしたんだ?」


 言い出すべきか、どうか、悩んでいるようだった。

 しばらく考える素振りを見せた後、少年は口を開いた。





「夢の本を買って欲しいんだ」


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夢罪 詩一 @serch

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