digital magical
- ★★ Very Good!!
かなり理論的に「魔法らしからぬ」整頓された印象は、この魔法というツールが高度に発達したことを顕著に示し、学問としてきちんと体系化されていること、そして不文律的なものを解き明かすような文明力の高さを感じます
同じく、箒を使った競技というのはその魔法世界においてツールとしての魔法が成熟し、魔法の取り扱いにある程度世界の基準が高くまとまった故に現れる「遊び」そしてそこから「競技」へと成熟したことも感じます。
故に世界観はかなり練り込まれており、少し最初読む人からすると難しくとっつきにくいかも、と思うかもしれません。
しかし、この質量はクセになります。
羅列整然と「ツールとしての」魔法を説明するには不可欠。
成熟した技術は魔法でも科学でもやはりスマートでかっこいいのです。