概要
ありふれた不幸すら僕達を不幸にしなかった。僕達はただ幸福で在った。
「ひさしぶり」
「今度の日曜日、兄さんを殺しに、帰る」
親友の妹・夜美からの三年ぶりの連絡。それは、かつて交わした約束の続きだった。
夏の終わり。僕は夜美と共に、緩やかな山を登る。親友・夕輝の元へ向かうために。
これは、自意識にまみれた二人の、幸福の果ての物語。
「今度の日曜日、兄さんを殺しに、帰る」
親友の妹・夜美からの三年ぶりの連絡。それは、かつて交わした約束の続きだった。
夏の終わり。僕は夜美と共に、緩やかな山を登る。親友・夕輝の元へ向かうために。
これは、自意識にまみれた二人の、幸福の果ての物語。
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