08:エピローグ




  “遠き百山の裾野にて、咎と畏れられし一族があった。


    そのもの毛に包まれた腕を持ち。

       青き髪を振るう人ならざるものである。


    さりてと、そのもの長く。

           末永く、里を守り暮らしたという”




 “百山の咎日誌”と呼ばれるこの研究資料の欄外には、時折当時の言葉で

「また膨らませて。餌もないのに不思議な奴だよ」などと綴られているのだが


   ――未だその真意は不明である。

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御使い様と巫女少女 草詩 @sousinagi

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